開催概要
冬の華・サザンカ
2002年11月14日(木)~11月24日(日)
サザンカは西南日本に自生する日本固有の植物で、江戸時代以降、日本独自の抜群の改良技術によって多数の品種が作り出され、花卉園芸の文化においては重 要な位置を占めてきました。
昨年度、国立歴史民俗博物館は東京農工大学からこれまで収集・維持されてきた主要な系統の寄贈を受け、特別企画「冬の華・サザンカ」を開催しました。それら系統群は江戸時代以降の園芸文化を伝える生きた文化財であり、今年度も引き続き季節の伝統植物の一環に組み入れて展示し、文化史の理解を促したいと思います。
会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
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料金 | 通常 |
開苑時間 | 9時30分~16時30分 (入苑は16時00分まで) |
主催 | 国立歴史民俗博物館 |
展示構成
展示資料写真
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企画の概要
展示する系統は、くらしの植物苑で系統維持・育成する以下の系統
- 〔小鉢〕
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- サザンカ群 76品種 約200鉢
- カンツバキ群 42品種 約100鉢
- ハルサザンカ群 26品種 約70鉢
- タゴトノツキ群 1品種 1鉢
- 〔大鉢〕
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- サザンカ群 5品種 5鉢
- カンツバキ群 11品種 11鉢
- ハルサザンカ群 1品種 1鉢
展示の解説
解説パネル(6枚)によって解説します。
関連事業として、会期中の11月23日(土)、「冬の華・サザンカ」(講師:箱田直紀)をテーマに、第56回くらしの植物苑観察会を開催します。
展示の様子
「冬の華・サザンカ」オープン
10月29日(火)、特別企画 季節の伝統植物「冬の華・サザンカ」がオープンしました。サザンカは寒くなると咲く性質をもっており、咲く時期等によってサザンカ・カンツバキ・ハルサザ ンカと大きく分けることができます。現在はサザンカとカンツバキが見ごろになっており、とくにサザンカは香が強いこともひとつの特徴で、温室の中はよい香 に包まれています。展示は11月24日(日)まで開催しています。ぜひお越しください。
刊行物のご案内
- 図録『季節の伝統植物』(刊行済)
- 展示解説シート
- くらしの植物苑関係の図録・絵葉書等の刊行物についてのお問い合わせ
- 財団法人 歴史民俗博物館振興会
電話:043-486-8011(9時30分から17時00分まで) / E-mail:shop@rekishin.or.jp