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開催概要展示構成刊行物のご案内

開催概要

伝統の朝顔
開催期間2000年8月1日(火)〜9月3日(日)
系統番号524 青縮緬立田尾長雨竜葉青鼠車咲 7月22日 系統番号506 黄尾長立田葉紅筒白切咲 7月28日 系統番号597 青渦蝙蝠南天葉淡青地藤紫吹雪筒八重咲 7月22日 系統番号114 黄蝉葉栗茶筒白丸咲大輪 7月28日 青笹葉淡桃切咲牡丹(8月6日) 黄渦丸葉紅牡丹(8月6日) 青渦柳葉江戸紫采咲牡丹(8月5日) 青笹葉淡桃切咲牡丹(8月6日)
黄桔梗渦枝垂淡紅細覆輪桔梗咲(8月24日) 青爪竜葉瑠璃色筒白総風鈴獅子咲牡丹(8月24日) 青斑入渦蜻蛉葉白地赤吹掛絞星咲(8月24日) 青笹柳葉采咲牡丹(8月24日) 曜白朝顔(8月31日) 青南天葉藤紫牡丹(8月31日) 青水晶斑入林風孔雀葉石化茎白切咲(8月31日) 青渦葉鮮紅色丸咲(8月31日)

※写真は昨年度のものです。

朝顔は古くから人々に親しまれ、江戸時代以降は、文化・文政・天保期、嘉永・安政期、明治・大正期の朝顔ブームが繰り返し訪れました。朝顔ブームでは、葉と花の多様な変化や組み合わせを楽しむ変化朝顔がつくり出されてきました。これは、今日の遺伝学でいう突然変異を見つけ出し、系統として確立するという世界でも特異なものでした。幕末には、今日にも受け継がれてきた約1200系統のほとんどがつくり出されていたと考えられます。残念にもそれら変化朝顔は広く知られることなく、細々と愛好家によって保存されてきました。

本展は、このような状況にあって、江戸時代以降の独創的な知恵と技術を駆使して作り上げられた生きた変化朝顔を広く知ってもらいたい、歴史資料とを重ね合わすことで、人と植物のかかわりの歴史を見直そうとするものです。

会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
入苑料 (くらしの植物苑) 個人(小学生以上):100円  / 団体(20人以上):50円
入館料

(本館・企画展示室)
一般:個人 420円 団体 350円 / 高校・大学生:個人 250円 団体 200円  /
小・中学生:個人 110円 団体 90円 

※第2、第4土曜日は小・中学生、高校生は入苑、入館料とも無料(常設展示のみ)

主催 国立歴史民俗博物館
問い合わせ先
  • 国立歴史民俗博物館 展示課展示広報係 電話 043-486-6488 
  • NTT東日本ハローダイヤルセンター 電話 043-227-8600

展示構成

  1. くらしの植物苑(8月1日〜8月20日): 栽培・育成した鉢植えの変化朝顔約100系統(8月4〜6日、8月25〜27日:一般参加展示を開催予定)
  2. 企画展示室:朝顔関連、江戸の園芸文化関連の歴史資料を展示

刊行物のご案内

刊行物

「伝統の朝顔Ⅱ─芽生えから開花まで」
(和・英語対訳版)フルカラー80頁

  1. 芽生えから開花まで 
  2. 江戸時代の朝顔育成法 
  3. 変化朝顔の育て方
刊行物

「伝統の朝顔Ⅲ ─ 作り手の世界 」
 フルカラー 80頁

  1. 江戸の園芸文化の発達 
  2. 1次ー3次の朝顔ブームの作り手たち  
  3. 江戸時代の先端技術を解読する 
  4. 浮世絵に見る朝顔  
  5. 工芸に見る朝顔 このほか、各ブームの作り手と朝顔を描いた絵画に関する論考も掲載。
くらしの植物苑関係の図録・絵葉書等の刊行物についてのお問い合わせ
財団法人 歴史民俗博物館振興会
電話:043-486-8011(9時30分から17時00分まで) / E-mail:shop@rekishin.or.jp