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第213回観察会 第212回観察会 第211回観察会 第210回観察会 第209回観察会 第208回観察会 第207回観察会 第206回観察会 第205回観察会 第204回観察会 第203回観察会 第202回観察会

これまでの観察会
第213回 観察会 2016年12月17日(土)

「近代のサザンカ」

雲ひとつない穏やかな陽気のなか、恵泉女学園大学名誉教授の箱田直紀先生による、第213回植物苑観察会「近代のサザンカ」が開催されました。パネルを使い、ツバキとサザンカの繋がりや、近代のサザンカへの移り変わり、海外でのサザンカ等の解説がありました。植物苑内のサザンカが見頃でしたので、東屋やビニールハウス内を巡り、参加者の皆様からも多くの質問があり、大変アットホームな雰囲気の会となりました。

次回は、1月28日(土)当館歴史研究系田中大喜准教授による「中世人と植物」です。

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第212回 観察会 2016年11月26日(土)

「明治時代の菊ブーム」

快晴で穏やかな陽気の中、くらしの植物苑は「伝統の古典菊」を観賞する人々で賑わっておりました。本日の講師平野恵先生(台東区立中央図書館)の解説では、大隈重信・酒井忠興をとりあげ、それぞれの菊作りの特徴と社会に及ぼした影響、あわせて江戸時代の大名家の菊作り、昭和初期の菊作りをとりあげて、明治時代との比較をスライドを使い見ていきました。参加したお客様は、熱心に聞き入っていらっしゃいました。

次回は、12月17日(土)恵泉女学園大学名誉教授の箱田直紀先生による「近代のサザンカ」です。

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第211回 観察会 2016年10月22日(土)

「野生きのこの見分け方・暮らし方入門」

千葉県立中央博物館の吹春俊光先生による、第211回くらしの植物苑観察会「野生きのこの見分け方・暮らし方入門」が行われました。″人と付き合うようにきのこと付き合って欲しい″と吹春先生。菌類を通して森を見るという重要性を愛情たっぷりにお話下さいました。そのユーモアを交えながらの講義に、曇り空のもと、少し肌寒かった観察会も大変盛り上がりました。

次回の観察会は11月26日(土)台東区立中央図書館の平野 恵先生による「明治時代の菊ブーム」です。/p>

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第210回 観察会 2016年9月24日(土)

「水環境保全に果たす水草の役割」

千葉県立中央博物館の林紀男先生による、第210回くらしの植物苑観察会「水環境保全に果たす水草の役割」が行われました。生き物の集う場所となる「水草」がある水中の森は、多様な生物の「にぎわい」や「つながり」を生む舞台となり、水草があることで生態系が安定する。そして、多様な生物の調和の中には人間も入っている、というお話で閉じられた講演に、参加者の皆様は真剣に聴き入っておられました。

次回の観察会は10月22日(土)千葉県立中央博物館の吹春俊光先生による「野生きのこの見分け方・暮らし方入門」です。

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第209回 観察会 2016年8月27日(土)

「近代の朝顔ブーム」

蒸し暑い曇り空の中、第209回くらしの植物苑観察会が行われました。九州大学大学院・仁田坂英二先生が、「近代の朝顔ブーム」と題し、第三次ブームで、変化朝顔に替わり発達してきた大輪朝顔について、いろいろなエピソードを交えて講演を行われました。また質疑応答のあと、苑内を散策しながら、展示されている朝顔について解説されました。参加者の皆様は、多様な朝顔の花、葉、茎の形に見入っておられました。

次回の観察会は9月24日(土)千葉県立中央博物館の林紀男先生による「水環境保全に果たす水草の役割」です。

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第208回 観察会 2016年7月23日(土)

「シーボルトが紹介した植物」

梅雨明け待たれる曇り空の下、東京大学大学院 辻誠一郎先生による、第208回くらしの植物苑観察会「シーボルトが紹介した植物」が行われました。世界でも特異稀な植物の宝庫である日本、その日本独特の植物をシーボルトが海外に紹介したフローラヤポニカ。こちらの絵を紹介しながらの講義の後苑内を散策し、開苑当初のエピソードも交えながらお話を伺いました。この時期の観察会にしては涼しく、参加者の方々もゆったりと先生のお話を楽しまれていらっしゃいました。

次回の観察会は8月27日(土)九州大学大学院 仁田坂 英二先生 「近代の朝顔ブーム」です。(※8月のみ10:00~開始)

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第207回 観察会 2016年6月25日(土)

「盆行事にもちいる植物」

緑の濃い木々が、たいへん強い風に音をたてる中、当館民俗研究系 山田慎也准教授による、第207回くらしの植物苑観察会「盆行事にもちいる植物」が行われました。各地の盆の時期、盆の起源について話された後、盆にはどのような植物が使われているのか、依り代、祭祀空間、供物の3つの観点から、豊富な写真を使用しながら解説されました。後半は、植物苑内にある、盆行事に使用される植物を観察しました。参加者の方はとても興味深く先生のお話しを聴いておられました。

次回の観察会は7月23日(土)東京大学大学院の辻 誠一郎先生による「シーボルトが紹介した植物」です。

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第206回 観察会 2016年5月28日(土)

「古代王権と植物」

第206回くらしの植物苑観察会「-古代王権と植物-」が行われました。当館考古研究系 松木武彦教授より、日本の王権は水との結びつきが強く、日本列島の国土は植物的王権であったことの解説があり、参加者の皆様はとても熱心に聴いておられました。また、質疑応答では参加者の皆さんが積極的に質問し、知識を深めていらっしゃいました。

次回の観察会は、6月25日(土)当館研究部民俗研究系の山田慎也准教授による「盆行事にもちいる植物」です。

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第205回 観察会 2016年4月23日(土)

「江戸の花とさくらそう」

初夏を感じさせる爽やかなお天気の中、明治大学農学部・教授 半田 高先生によります 第205回観察会「江戸の花とさくらそう」が行われました。桜草を中心に朝顔や花菖蒲、つつじや菊の仕立てなど、日本人の美意識、文化、栽培技術など、集大成した江戸時代からの代表的な伝統園芸を貴重な有形無形文化遺産とし、絶やさないようにとの熱い思いの講義に皆様熱心に耳を傾けておられました。

次回は5月28日(土)当館考古研究系 松木武彦教授によります「古代王権と植物」です。

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第204回 観察会 2016年3月26日(土)

「桜から考える歴史」

くもり空、時より小雨のぱらつく天候でしたが、たくさんの方にお越しいただき第204回くらしの植物苑観察会「桜から考える歴史」が行われました。当館歴史研究系 小島道裕教授より、中世から見る花見「月次風俗図屏風」「醍醐花見図屏風」の解説があり、参加者の皆様はとても熱心に聴いておられました。その後、くらしの植物苑内へ移動し、実際に桜の木を観察しました。

次回の観察会は、4月23日(土) 明治大学 半田高先生による「江戸の花とさくらそう」です。

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第203回 観察会 2016年2月27日(土)

「くらしに息づく植物」

2月らしい、肌寒い中での観察会となりました。千葉県立中央博物館の天野誠先生より「くらしの中に息づく植物」と題した講演が行われました。身の回りにある木製の食器から、木材の器材としての利用について解説していただきました。東屋での講義の後は、植物苑内にある、かつて利用されていた有用植物を観察し、その用途について解説を聴きました。

次回の観察会は3月26日(土)当館研究部歴史研究系の小島道裕教授による「桜から考える歴史」です。

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第202回 観察会 2016年1月23日(土)

「山菜利用の変化」

当館民俗研究系 柴崎茂光准教授による第202回くらしの植物苑観察会「山菜利用の変化」が行われました。万葉の時代より詠われていた山菜。見ても食べても楽しめ、また救荒食としてや薬効などとして利用され重んじられてきた歴史など、日本人の山菜との関わりについてお話しいただきました。雪の予報も出ている中での観察会でしたが、どなたも席を立つ事無く皆さん大変熱心に講義を聞いていらっしゃいました。」

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