このページの目次
2007年12月20日2007年12月13日2007年12月6日

2007年12月20日

冬の華・サザンカ

サザンカ群・カンツバキ群が見ごろです。あずまや周囲にサザンカ群・ハルサザンカ群が、ハウス1にサザンカ群、ハウス2にカンツバキ群が展示してあります。『冬の華・サザンカ』ページに詳しく掲載しています。
詳細はこちら

トチノキ (トチノキ科トチノキ属)
葉もすっかり落ちてしまい、大きな冬芽が目立ちます。冬芽はつやがあり、樹脂をだしてねばねばしています。冬芽の下には大きくハート形から腎形をした葉痕が目立ちます。葉痕の中にある点々は維管束痕です。
イチョウ (イチョウ科イチョウ属)
きれいな黄葉を楽しんで、また銀杏を拾った人も多かった城址公園のイチョウもすっかり葉を落とし、きれいな樹形を見せてくれます。イチョウも葉を落としたあとの葉痕が見られます。葉痕は半円形で維管束痕が2個あります。2個というのは樹木ではイチョウだけです。
ソシンロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)
初春に花を咲かせる植物たちは、もう花の準備ができています。これは1月に花を咲かすソシンロウバイの花芽です。

2007年12月13日

冬の華・サザンカ
『冬の華・サザンカ』展が開催中です。15日(土)は箱田直紀先生による観察会「サザンカの世界」が、くらしの植物苑あずまやで13:30から開かれます。明治期における佐倉とサザンカのかかわりを中心に、実際に咲いているサザンカを見ながらお話しをしていただきます。写真はあずまや周辺のサザンカと、1つのつぼみから3つの花が咲く三頭咲という種類のサザンカです。
詳細はこちら
サカキ (ツバキ科サカキ属)
枝を神事に用いる常緑小高木です。鎌みたいに見えるものは実は冬芽で、若い葉身が内に巻いているものです。果実は球形で黒色に熟します。

イヌツゲ (モチノキ科モチノキ属)
各地の山野にみられる常緑低木です。庭木や盆栽によく栽培されています。関東・中部地方などでは小正月に枝に繭玉をさしたりします。樹皮からもちがとれます。
サワフタギ (ハイノキ科ハイノキ属)
湿ったところに多い落葉低木で、別名二シゴリといいます。これは木灰を紫根染めの媒染剤としたことからきています。

2007年12月6日

『冬の華・サザンカ』展開催中
『冬の華・サザンカ』展が始まりました。
詳細はこちら
植物苑内の紅葉
苑内の木々が美しく色づいています。
サイカチ (マメ科サイカチ属)
枝の変化した棘を幹に持つ、落葉高木です。葉が落ちて豆果が良く見えます。果実は扁平で少しねじれています。果皮莢にはサポニンを含み、石鹸の代用として利用されます。
シキミ (シキミ科シキミ属)
仏壇やお墓に供えられたりする、常緑低木です。シキミは全木有毒で、臭いがありカラスもシキミに近づかないと言われています。果実は袋果で袋の中に1個の種子が入っています。
マンリョウ (ヤブコウジ科ヤブコウジ属)
山地の木陰に生える常緑の低木です。果実が赤くなるので観賞用に栽培されており、果実は鳥が好んでたべます。おめでたい名前や、赤い実をつけることから、お正月の飾りに使われます。