くらしの植物苑観察会
毎月第4土曜日(13:30 ~ )
9月 23日(土)第30回くらしの植物苑観察会
「木とくらし 2」
講師:中川重年(神奈川県森林研究所)
朝顔の押し花の作り方
- 執筆者:北井幸子
- 公開日:2000年8月26日
用意する物
- 押し花台
- 貼る紙
- 吸い取り紙
- 水でといたアラビアゴム糊(アラビックヤマト糊 2:水 1)
- タオル 2、3枚
- 筆 大・小
- バケツに水をはっておく
貼る
- 紙に大筆で糊を花よりも大きめにぬっておきます。
- 押し花台の上に水をしぼったタオルを乗せておきます。
- 糊をぬってある紙を水にくぐらせてぬらします。
- 紙の上に切った花うのせて小筆で形を整えながら貼ります。
花が自分のイメージ通りに置かれたら、葉を置きます。
葉は少しかたいので、裏に糊をつけて貼ると良いです。 - タオルをよくしぼって糊を取り除くために、上から押さえてふきます。
まわりの糊もよくふきとっておきます。 - 花、葉以外のところの糊が取り除かれたら、吸い取り紙で水分を良く取り、押し花台の上に吸い取り紙を置き、その上に貼った台紙を乗せ て、その上に吸い取り紙をのせて、上から重い物を乗せておきます(ビール 1ダースくらいの重さが必要)。 10分くらい経過したら、吸い取り紙を取り替えま す。
- 上記の作業が一番大事です。吸い取り紙をまめに何回も取り替えます。
- 水分がなくなったら、吸い取り紙をはずして乾かします。
(5分間くらい置いてください)
歴史民俗博物館振興会の売店では、「伝統の朝顔」展示に関する3つの図録を販売しています。どの図録にも変化朝顔の種(種類はいろいろ)が 1冊に 1袋プレゼントとして付いています。
昨年の『伝統の朝顔』は江戸時代の朝顔の系統、現在の出物系統、江戸の朝顔の図譜・番付・浮世絵などが盛り込まれ、変化朝顔百科といったところです。
今年つくった『伝統の朝顔Ⅱ 芽生えから開花まで』は、朝顔の双葉・苗・花の図鑑、江戸時代の育て方の記録、変化朝顔の育て方マニュアルを盛り込んでい ます。
『伝統の朝顔Ⅲ 作り手の世界』は、江戸時代から明治にかけての作り手やブームに寄与した人々が中心に取り上げられています。今年発見された文政元年作 の変化朝顔の押し花も8ページにわたって掲載されています。
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