左隻第5扇にも背中に人形の箱を背負った人形使いが描かれており、どちらも白い布をかけた箱の中に、四体ほどの赤い衣に烏帽子を付けたらしい人形を入れている。人形使いは古代からあるが、これは「手くぐつ」と呼ばれるタイプで、室町時代に流行していた。