後伏見天皇の皇女進子が得度し、1356年(延文元)に創建した尼寺。応仁の乱で焼失し、もと持妙院仙洞のあった現在地に再建された。1529年(享禄2)に仏殿を残して焼失しており、本図はそれ以前の姿か。現在は浄土宗知恩院末の尼門跡。図中にも、尼僧や女性が配されている。