真言宗の寺院で、上京区土御門町にあったとされるが、ここでは土御門通りより一筋北の正親町(おおぎまち)通り付近に、町通りに面して描かれている。尼寺としても有名で、ここでも境内に二人の尼が描かれている。天正年間(1573~92)に移転し、明治に廃寺となった。上杉本では「あんせいじ殿」。