正式名は清浄華院。貞観年中（859～877）に禁裏道場として創建され、後白河法皇が法然に帰依して浄土宗寺院となったという。後に土御門烏丸の西に移転。本図は応仁の乱で全焼後1487年（文明19）に再建された姿であろう。秀吉によって寺町に移され、元浄華院（もとじょうかいん）町の地名が残る。