上京の中心部を東西に走る街路。細川氏邸に沿うこの付近では、馬を引く従者、弓を持った弦召(つるめそ=犬神人)、寺男が笠をさしかける僧侶の一行、それに小川(こかわ)の橋上には、頭上に黒木を載せた大原女(おはらめ)が描かれている。