上京の中心部を東西に走る街路。室町通りとの交差点は「立売ノ辻」とよばれてにぎわっていた。本図でも、「たちうり」の貼札の右には二階屋が見え、商業の中心地であることがうかがえる。店と買い物客でにぎわい、頭を桂巻きにした桂女(かつらめ)と思われる姿も見える。