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洛中洛外図屏風(歴博甲本) 【 山 と 川 ・ 道 と 橋 と 村 】
 

 
 4. 如意ヶ嶽 「によいかたけ」 (右5)

 標高474mの東山連峰の主峰。鹿ヶ谷(ししがたに)の東に位置し、手前には大文字山がある。平安時代には三井寺の別院如意寺があったとされ、本図に描かれた滝は、如意寺の西門の傍らにあったと伝えられる如意滝か。鹿ヶ谷事件で有名な、平家打倒の謀議が行われた俊寛の山荘はこの辺にあったという。

  


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