この邸宅は、後柏原天皇(在位1500~26)の猶子であった常盤井宮の御所であったとされる。南側の武者小路通りに門を開き、邸の東側に作られた庭園では白梅が咲いている。館の縁側では若者が縦笛を吹き、門の内側では魚を折敷(おしき)に載せて運んでいる。