公開年月:2009年3月
「館蔵高松宮家伝来禁裏本データベース」は、国立歴史民俗博物館共同研究「「高松宮家伝来禁裏本」の基礎研究」(2003~2006年度)、同「「高松宮家伝来禁裏本」の総合的研究」(2007・2008年度)、および人間文化研究機構連携研究「中世近世の禁裏の蔵書と古典学の研究-高松宮家伝来禁裏本を中心として-」(2005~2008年度。2005年は予備研究)による調査研究にもとづいて作成したものです。「館蔵高松宮家伝来禁裏本データベース」は旧有栖川宮家・高松宮家に伝来し、文化庁を経て1987年に本館に移管された蔵書群1671点および、それに先だって1982年に同じ経路で移管された資料8点に関する書誌情報を網羅したデータベースです。それぞれの資料については写真もあわせて表示します。データベースの作成に当たっては、各資料の内容を検討した上で旧来の資料名称を変更し、より適切な資料名称を新たに付与した場合が少なくありませんが、新旧いずれの名称でも検索することができます。なお、従来のH-600-955~974(「漢書」~「隋書」)の中国正史については、これらをまとめて新たに「二十一史」の資料名称を与えた上でH-600-955に一括記載し、個々の史書のデータもそこにまとめて記載しました。
2025年2月 H-600-1137に資料を追加して枝番号を付し、また全体的に誤字等の修正と参考文献の追加をおこないました。
項目名 | 内容 |
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【資料番号】 | 本館が付与している資料番号および函番号。 |
【資料名称】 | 共同研究・連携研究を通じて各資料の内容を検討し、新たに付与した資料名称。名称の候補が複数ある場合は、原則として『国書総目録』に立項されている名称を採用した。 |
【資料名称よみ】 | 資料名称のよみは原則として『国書総目録』に準拠した。 |
【旧資料名称】 | 以前の資料名称。 |
【巻数】 | 資料の構成上の巻数。〔例〕二〇巻、上・中・下、乾・坤など |
【員数】 | 資料の現状の数。 |
【著編者】 | 資料の成立に関わった人名。ただし資料名称から明らかな場合は省略した。 |
【時期】 | 資料の成立時期。 |
【刊写年代・刊写者】 | 資料の刊行もしくは書写の年代、および刊行・書写に関わった人名。年次不明の場合は年代で示す。〔例〕江戸初期 |
【装訂】 | 〔例〕袋綴、巻子、掛幅など |
【法量】 | タテ×ヨコ(巻子の場合は全長) |
【表紙等】 | 表紙の紋様および原表紙か新補表紙かの別。 |
【料紙】 | 本文の紙の種別。〔例〕楮紙、斐紙、檀紙など |
【外題】 | 現状の表紙の題。原題か後に付された題か、題の位置(左か、中央かなど)、題簽か直書かなど。 |
【内題】 | 原則として本文冒頭の題。 |
【その他の題】 | 扉題・尾題・柱題・小口題など。 |
【奥書等】 | 写本の奥書および刊本の刊記。 |
【本文】 | 半丁(巻子の場合は一紙)の行数、筆跡、書き入れなど、書写面・印面に関する情報。 |
【界線・匡郭】 | 界線・匡郭の本数・形状、界高・界幅および匡郭の縦横の寸法。 |
【付訓】 | 句読点・返り点・傍訓など、本文読解に関わる訓、およびその朱・墨・紺などの別。 |
【紙数】 | 巻子は紙数、冊子は遊紙を含む全紙数。複数にわたる冊子の場合はその合計紙数。 |
【印記】 | 蔵書印・落款印。 |
【注記】 | 資料の内容、員数等に関する補助的説明事項。 |
【備考】 | 資料の略解題、諸本中における位置、影印・複製・研究論著・伝来に関する情報など。 |
【別書名・合綴書名】 | 資料名称以外に通行している書名、合写されている資料の名称。 |
データ中、#数字で表示された文字は本データベースで正しく表示されなかった文字です。
以下に正しい文字を収録しています。