データベース概要

江戸商人・職人データベース

A Database of Edo Merchants and Artisans

公開年月:2006年3月
更新年月:2022年6月
更新年月:2024年4月

概要

 「江戸商人・職人データベース」は、近世都市史、商業史、経営史ほか、近世史研究一般に資することを目的として江戸の商人・職人名の収集を開始し、2006年に公開したものです。その後、2022年に、旧幕引継書「諸問屋名前帳」・「八品商名前帳」など約3万9000件余のデータを追加し、広く利用に供してきました。
 その過程で、『江戸商家・商人名データ総覧』全七巻(柊風舎、2010年刊)の編者である田中康雄氏より、データベース公開を前提として、同書所収の全データ(以下、田中データ)を国立歴史民俗博物館に無償で提供するとのお申し出をいただきました。同書は、歴博でのデータ作成に際しても参照したものです。
 しかし、田中データとこれまでの歴博のデータ数、採録の方法、内容には相違があり統合が難しいため、2022年に更新した歴博のデータによるものを「江戸商人・職人データベース(A)」、田中データによるものを「江戸商人・職人データベース(B)」として、別々に公開することにしました。利用にあたっては、両者の違いに留意してご利用ください。

江戸商人・職人データベース(A) 江戸商人・職人データベース(B)

凡例(A)・典拠資料の解題


凡例(B)

典拠資料名一覧
典拠資料の解題


江戸商人・職人データベース(A)と江戸商人・職人データベース(B)の主な違い

  1. 典拠資料の数
    (A)歴博データの典拠資料は7種、(B)田中データは146種である。データ件数でみると、(A)歴博データ総数は、(B)田中データ総数の約6割に相当する。
  2. 同一人物の異動の記載方法
    典拠資料に、住所や改名、株の異動など情報が記されている場合、(A)歴博データは、異動情報を「備考」にまとめて記す。(B)田中データは、異動ごとに新たな人物のデータとして書き起こし採録する。
    そのため、検索結果が同一であっても、データ件数は異なる。
  3. 記載項目の違い
    (A)歴博データと(B)田中データの記載項目はほぼ同じだが、(A)歴博データでは、名前について男名前か女名前かを判断して記す。この情報は、(B)田中データには含まれない。