資料がつなぐ大学と博物館―「研究循環アクセスモデル」の構築にむけて

日時

2016年2月27日(土)10:00-17:30

会場 フクラシア東京ステーション
(東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル5F)
主催 国立歴史民俗博物館

趣旨

国立歴史民俗博物館では現在、「総合資料学の構築」を目指して準備を進めています。「総合資料学」とは、多様な「モノ」資料を時代・地域・分野等によって分類し、分野を超えた視点から統合的に分析することで、高度な共同利用・共同研究へと結びつける新たな学問です。

総合資料学では、大学を含めた研究機関の研究資源を活用できる情報基盤を構築し、この基盤にもとづく人文・社会科学と自然科学、人文・社会科学と情報科学の横断型の研究方法などを提案します。このような情報基盤と研究の循環のしくみを、私たちは「研究循環アクセスモデル」と名付け、このモデルの実現によって総合資料学の創成を目指します。

このような研究目的のもと、本シンポジウムは、今年度の成果報告とともに、博物館資料の活用の未来について、多方面から検討を行うなどして、次年度以降の研究への橋渡しとしての意味を有するものとなりました。

プログラム

10:00 開会挨拶 久留島 浩(国立歴史民俗博物館長)
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10:05 趣旨説明 西谷 大(国立歴史民俗博物館)
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10:15 報告1 「総合資料学の射程と歴博情報基盤構築プロトタイプ」
後藤 真(国立歴史民俗博物館)
11:00 報告2 「京都大学研究資源アーカイブにおける研究資料情報の共有」
五島 敏芳・戸田 健太郎(京都大学総合博物館)
11:40 報告3 「学術資料をひらく、つなぐ」
大向 一輝(国立情報学研究所)
13:50 報告4 「博物館資料を多角的に読む」
青山 宏夫(国立歴史民俗博物館)
14:25 報告5 「道具の用途を探る:博物館資料の自然科学分析」
渋谷 綾子(国立歴史民俗博物館)
15:15

パネルディスカッション
1 「大学や博物館が所蔵する活きた資料」のデータ活用と新たな研究
  ―地域・歴史・自然・博物館の立場から―
2 総合資料学の未来

パネラー:奥村弘(神戸大学)・栄原永遠男(大阪歴史博物館)・園原謙(沖縄県立博物館・美術館)・山家浩樹(東京大学史料編纂所)・齋藤 努(国立歴史民俗博物館)

司会:西谷大(国立歴史民俗博物館)

17:30 閉会挨拶

お問い合わせ

メタ資料学研究センター準備室  TEL:043-486-0123(代)