国立歴史民俗博物館と弘前大学人文社会科学部 
連携・協力に関する協定を締結

概要

平成29年4月13日、国立歴史民俗博物館(歴博:千葉県佐倉市)は、国立大学法人弘前大学人文社会科学部(弘前大学人文社会科学部:青森県弘前市)と連携・協力に関する協定を締結しました。

●歴博では平成28年度から、人間文化研究機構・基幹研究プロジェクト「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」を主導機関として推進するとともに、同プロジェクトのひとつのユニットである、「地域における歴史文化研究拠点の構築」(代表:小池淳一)を組織して、地域社会における多様な文化資源を保存継承し、それらを活用していくための拠点の形成とそれを維持していくための条件について集中的に調査研究を進めています。

●当日の調印式は弘前大学において実施され、歴博からは久留島浩館長、小池淳一民俗研究系教授ら3名、弘前大学人文社会科学部からは今井正浩人文社会科学部長ら3名が出席しました。

●両機関は、これまでも民俗学研究室を中心に協力や連携の実績を重ね、信頼関係を構築してきたところですが、今回の協定締結を契機に、北奥羽をはじめとする日本列島各地域の歴史文化資源を大学や地域の博物館・歴史民俗資料館などを舞台に研究と教育に活かしていく取り組みを開始する運びとなりました。

●今後は、こうした研究者間の信頼関係を、組織間の交流に発展・拡大させ、地域文化の教育カリキュラムへの協力や、北東北全体の地域文化資源の活用に関する具体的な取り組みを一層推進することを目指していくことになります。また、それらに基づく成果発信を全国に向けて行うことによって地域文化を未来に向けて創造的に継承する先進的なモデルを構築し、人文社会科学研究の深化とその社会還元を図っていきます。


協定書を中心に記念撮影


学長室での関係者の記念撮影