基盤研究 (C) 一般

朝鮮半島西南部の前方後円墳をめぐる倭と馬韓の交渉史

研究期間:2016年度~2019年度

研究代表者 髙田 貫太(本館・研究部)

研究目的

朝鮮半島西南部における三国時代遺跡の調査・研究の成果に基づき、5世紀後半から6世紀前半頃に当地域に造営された前方後円墳を、当地域に根拠を置いた政治勢力たる馬韓の観点から歴史的に位置づける。それによって、これまで倭や百済の立場が強調されがちであった前方後円墳の造営をめぐる、倭と馬韓との交流史を再構築する。特に、以下のa~dの課題に取り組む。

a. 半島西南部の集落・墳墓資料の集成・分析作業から当地域に位置した馬韓社会の構造を明らかにする。
b. 半島西南部の外来系資料(前方後円墳を含める)の系譜を再整理し、馬韓の対外関係を明らかにする 。
c. a・bの成果から馬韓社会における前方後円墳造営集団の役割や性格を明らかにする。
d. a~cの成果を総合化し、前方後円墳造営をめぐる馬韓と倭の政治経済的な交流関係を再構築する。