基盤研究 (B) 一般

現代日本における死者儀礼のゆくえー生者と死者の共同性の構築をめざして

研究期間:2016年度~2019年度

研究代表者 山田 慎也(本館・研究部)
研究分担者 朽木 量(千葉商科大学)
土居 浩(ものつくり大学)
谷川 章雄(早稲田大学)
村上 興匡(大正大学)
瓜生 大輔(慶応義塾大学)
鈴木 岩弓(東北大学)
小谷 みどり(身延山大学)
森 謙二(茨城キリスト教大学)

研究目的

本研究の目的は、死者儀礼を担う共同体や社会関係などの「ヒト」と、死者の表象となる墓や遺影など「モノ」との関係を通じて、現在生成されている新たな共同性を捉えることで、人びとの死生観の変遷を考察することである。

現在、直葬や散骨、樹木葬などの新たな儀礼が誕生する一方で、孤独死の増加など、死者儀礼は大きく変容し社会問題化している。これは社会の個人化の展開が背景にあるなかで、従来に見られない新たな共同性を持つ事実が誕生している。本研究では、従来の分析枠組みでは捉えきれない事象に対し、生者と死者の共同性を析出し、個人化の進んだ社会における死の受容のあり方を検討するものである。これにより、従来の葬送墓制研究の新たな段階を構築するだけでなく、大きな社会問題ともなっている現代人の死への対処法への解決にも貢献するものである。