基盤研究 (C) 一般

東アジア古代・中世における境界意識と仏教信仰の研究

研究期間:2014年度~2016年度

研究代表者 三上 喜孝(本館・研究部)

研究目的

本研究は、前近代における東アジア世界の歴史的特質をとらえるための前提として、7世紀から14世紀に至る時期における、東アジア諸地域の境界意識の変遷と、仏教をはじめとする信仰との関わりについて考察することを目的とする。古代・中世の東アジア世界では、さまざまな地域にさまざまな「国家」が興亡するが、そこでは、現実の政治課題や外交問題と深く関わって「境界」が意識され、境界の外の世界を意識したさまざまな信仰が行われていた。本研究では、日本、朝鮮半島、中国に残る境界世界の仏教信仰の痕跡を、文献史料や現存する寺院資料、考古資料、さらには出土文字資料などを博捜し、前近代における東アジア諸地域の境界意識の変遷とその歴史的背景、さらには各地域の比較研究などを試みる。