基盤研究 (C) 一般

中世禁裏・幕府共同財政帳簿の基礎的研究

研究期間:2012年度~2014年度

研究代表者 井原今朝男 (本館・研究部)

研究目的

幕府と朝廷の共同財政帳簿であることが判明した惣用下行帳の具体的な内容分析と、惣用下行帳が幕府の奉行人と禁裏の官務官人によってどのように運用されていたかの具体的実態を解明することが、本研究の目的である。 惣用下行帳に関する史料群を集積し、帳簿の作成に関与した幕府奉行人と禁裏官務官人の人名データベースをつくり、基礎的史料群のデータを掌握することを3年間の研究目標とする。

(1) 7冊の即位下行帳の内容分析を行い、明応・文亀・永正年間の同時代史料である公家日記をはじめ、歴博所蔵廣橋家旧蔵典籍群から惣用下行帳に関する史料群と照合して、惣用下行帳に関する網羅的な史料データを集積する。

(2) 当面は公家関係史料群から開始して武家関係史料群と守護・禁裏領の調査を行う。