基盤研究 (C) 一般

職人技術における伝統の保持と近代化に関する研究-「手作り」を視点に-

研究期間:2012年度~2014年度

研究代表者 小池淳一 (本館・研究部)
研究分担者 青木隆浩 (本館・研究部)

研究目的

本研究は伝統産業の近代化・工業化と伝統的・個人的な技能との関係性を「手作り」という観念の位置づけを糸口に分析しようとするものである。一般に工業化の進展に伴い、個人的な技能の問題は淘汰され、規格化されていくと考えられがちであるが、現実はそうではない。伝統産業においても技術の細部においては個人の経験に基づく卓越した技能が根幹をなしており、それらは「手作り」あるいはそれに類する表現で流通や消費の諸場面でも強調される。本研究は現代の伝統産業に内包される個々人の技能を木工、醸造などの複数の業種の中から横断的に抽出し、その様態と相互の関連性を明らかにしようとするものである。