基盤研究 (A) 一般

古代における文字文化形成過程の総合的研究

研究期間:2010年度~2014年度

研究代表者 平川 南 (本館・館長)
研究分担者 仁藤 敦史 (本館・研究部)
小倉 慈司 (本館・研究部)
李 成市 (早稲田大学・文学学術院)
犬飼 隆 (愛知県立大学・文学部)

研究目的

本研究は、古代日本における文字文化の全体像を明らかにすることを目的とする。そのために、特に文字文化の伝播過程において、古代朝鮮の文字文化の実態を解明することが極めて重要である。国立歴史民俗博物館および早稲田大学朝鮮文化研究所の韓国内の研究ネットワークと、これまでの研究業績にもとづき、未着手の文字資料の実物・画像データによる調査研究に重点を置く。

次に、日・中・韓の文字資料を古代史学・考古学・国語国文学・民俗学などの幅広い視点から、3つのブランチごとに研究課題を設定する。

ブランチ I … 古代中国・朝鮮・日本の文字資料の記載様式・内容の比較検討、および書写材料および紙と木の使い分けについて
ブランチ II … 字音表記および仏教・儒教・道教など宗教と文字の問題について
ブランチ III… 正倉院文書と出土文字資料の相互比較

以上、3つの視点による比較的・総合的研究方法によって、日本の文字文化の全体像を解明する。