研究活動一覧

科学研究費補助金による研究

2008年度~2009年度科学研究費補助金:
14C年代測定法を用いた先史時代の植物利用に関する年代学的研究

若手研究(B)

14C年代測定法を用いた先史時代の植物利用に関する年代学的研究
研究期間:2008年度~2009年度

研究代表者 工藤 雄一郎 (本館・研究部)

研究目的

日本列島の先史考古学研究は、14C年代測定の高精度化や、古環境変化のデータの精密化によって、物質文化の研究から一歩進んで、環境と人類活動との相関関係に注目した研究が注目を集めつつある。環境と人類活動との相関関係に関する考古学的研究を具体的に展開するためには、考古学的遺構群・遺物群の詳細な時間的位置づけを数値年代を用いて厳密に追求し、環境変遷史との時間関係を分析することがまず必要不可欠である。すなわち、14C年代測定を用いて、環境史と人類活動の変化との時間的対応関係を提示することが、本研究の第一の目的である。第二の研究目的は、古環境変遷、特に植生変遷との関係が議論可能な、「植物利用」に着目し、日本列島の先史時代の人類が、周辺環境とどのような関係を築き、どのような資源を選択してきたのかを明らかにすること、またそれが通時的にいかに変化してきたのかを、明らかにすることである。