機構基幹研究プロジェクト

広領域連携型基幹研究プロジェクト:異分野融合による総合書物学の構築

(主導機関:国文学研究資料館)

古代の百科全書『延喜式』の多分野協働研究

研究期間:平成28年度~平成30年度

研究代表者 小倉 慈司 (本館研究部)
研究組織

相曽 貴志 (宮内庁書陵部)
荒井 秀規 (藤沢市生涯学習部郷土歴史課)
稲田 奈津子 (東京大学史料編纂所)
小口 雅史 (法政大学)
倉本 一宏 (国際日本文化研究センター)
小曽戸 洋 (北里大学東洋医学総合研究所)平成29年6月まで
酒井 清治 (駒澤大学)
中村 光一 (上武大学)
西川 明彦 (宮内庁正倉院事務所)
早川 万年 (岐阜大学)
堀部 猛 (土浦市立博物館)
町 泉寿郎 (二松学舎大学)
三舟 隆之 (東京医療保健大学)
三輪 仁美 (宮内庁書陵部) 平成28年9月から
天野 誠 (千葉県立中央博物館) 平成29年4月から
Ethan Segal(ミシガン州立大学)
余語 琢磨 (早稲田大学)
石川 智士 (総合地球環境学研究所) 平成29年6月から
小川 宏和 (御食国若狭おばま食文化館) 平成29年8月から
清武 雄二 (本館研究部)
後藤 真 (本館研究部)
鈴木 卓治 (本館研究部)
仁藤 敦史 (本館研究部)
林部 均 (本館研究部)
村木 二郎 (本館研究部)
三上 喜孝 (本館研究部)
山口 えり (本館外来研究員)

研究目的

古代日本の法制書『延喜式』を「古代の百科全書」としての観点から、分析科学・保存科学・薬学・食品学・考古学・技術史等、古代史(文献史学)以外の様々な分野と協働して研究を進めることにより、新たな視点に基づいた研究を生み出すとともに、『延喜式』の様々な情報が広く活用されるような体制を作り上げる。
これまでの『延喜式』研究の到達点として、現在『訳注日本史料』が刊行中であるが、写本研究・本文校訂の観点からは不充分な点があり、また同書に使用されていない新たな善写本が近年、学界に紹介されてもいる。そこで本研究では、まず写本研究に基づいた新たな校訂本文を作成し、さらに様々な分野の研究者と協働して現代語訳・英訳を試みるなかで、新たな『延喜式』研究を生み出していきたい。

達成目標は大きく分けて以下の2点である。
(1)分野の枠を越えた協働研究 古代史(文献史学)以外の分野、具体的には分析科学や薬学・食品学・考古学等の諸分野の研究者と協働して『延喜式』の研究を進めることにより、古代の知識と技術の現代的活用など新たな視点に基づいた研究を生み出す。研究にあたっては日本国内のみならずアメリカ等海外の日本史研究者、また古代朝鮮史等の研究者とも連携し、東アジア史の視点を重視して進める。
(2)垣根の開放 海外も含めた幅広い分野の研究者や一般市民が最新の『延喜式』研究成果を把握できるよう、写本画像・校訂本文にタグ付けをおこなったデータベースや現代語訳・英訳データベース、さらに文献目録データベースを構築して公開する。作成にあたっては海外の研究者と連携して進めることにより、海外の研究者にとっても利用しやすい形を模索する。

本共同研究のもととなる機構基幹研究プロジェクトは6年間の予定であり、本共同研究の3年間では、本文研究に加え、現代語訳の検討、個別テーマ研究を中心として進め、データベースの本格的作成は次期におこなう。

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