基盤研究

歴史資源開発研究

歴史・民俗研究の資源としての映像の制作・保存・共有と歴博型プラットフォームの構築

研究期間:平成28年度~平成30年度

研究代表者 内田 順子 (本館研究部)
研究組織

山内 宏泰 (リアス・アーク美術館)
島立 理子 (千葉県立中央博物館)
分藤 大翼 (信州大学全学教育機構)
春日 聡 (多摩美術大学)平成28年10月1日より  
青木 隆浩 (本館研究部)
小池 淳一 (本館研究部)
川村 清志 (本館研究部)
柴崎 茂光 (本館研究部)
鈴木 卓治 (本館研究部)
西谷 大 (本館研究部)
葉山 茂 (本館研究部)
三上 喜孝 (本館研究部)
山田 慎也 (本館研究部)

研究目的

2004年度以降、歴博では「民俗研究映像」に関する共同研究を4期にわたっておこない、民俗・歴史研究の成果として映像を制作し、保存・活用を推進してきた。しかしこの間にも、デジタル機器の高性能化等により、研究者自らが撮影・編集するなど、映像のフォーマット・制作形態・学術映像の様式などの多様化が進んでいるため、既存の制作・保存・活用の方法論を絶えず見直していかねばならない状況にある。以上により、第5期においては、以下を目的として共同研究をおこなう。

  1. 日本列島の歴史・民俗を記録・分析・研究する手段として映像を位置づけ、映像を制作するとともに、研究成果としてそれらの映像を研究に供する。
  2. 歴博における研究映像の制作が地域文化の研究に資するよう、歴史民俗系博物館や地方自治体、大学等との連携によって映像を制作し、活用の方法を検討する。具体的には、今期の共同研究で制作する映像が対象とする地域の、リアス アーク美術館・千葉県立中央博物館・信州大学地域戦略センターと連携しておこなう。
  3. 多様なフォーマット・制作形態での映像制作に対応した組織的かつ体系的な映像・情報の保存・蓄積をはかり、共同利用に供する方法を検討する。
  4. 研究や教育目的での映像の視聴等の要請に応えるには、現在の歴博の設備や情報システムでは不十分である。蓄積された豊富な映像資料を研究者等の利用に供するために必要となる研究環境(歴博型プラットフォーム)について検討し、提言する。

民俗研究映像の制作開始から、2018年で30年という節目を迎える。歴博における研究映像の意義とともに、日本の歴史・民俗の研究における映像の役割と可能性について検討するために、フォーラムまたは映像祭を開催する。

研究会等

概要

日程:2017年5月14日(日)
場所:国立歴史民俗博物館 第二会議室

内容

西谷大(歴博)「『二五穴―人はなぜ水田を作るのか―(仮)」制作計画
分藤大翼(信州大学)「『からむしの聲(仮)』制作計画」
鈴木卓治(歴博)「民俗映像資料画像(動画像)の配信に関する技術調査」
その他(予算配分と今後の予定)

成果

環境考古学、民俗学、文化人類学、映像人類学、美術教育学、情報システム研究など、多分野の研究者の参加により、制作する映像のテーマや背景、制作計画の詳細等について検討したほか、歴博が制作した映像の保存や活用に関する技術的な課題について議論することを通して、知見や情報を共有することができた。