機構基幹研究プロジェクト

広領域連携型基幹研究プロジェクト:日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築

(主導機関:国立歴史民俗博物館、国立国語研究所)

地域における歴史文化研究拠点の構築

研究期間:平成28年度~平成30年度

研究代表者 小池 淳一 (本館研究部)
研究組織

笹原 亮二 (国立民族学博物館)
日髙 真吾 (国立民族学博物館)
川島 秀一 (東北大学災害科学国際研究所)
古川 実 (青森県立郷土館)
梅津 一史 (秋田県立博物館)
赤沼 英男 (岩手県立博物館)
山口 博之 (山形県立博物館)
佐藤 憲幸 (東北歴史博物館)
内山 大介 (福島県立博物館)
田邊 幹 (新潟県立歴史博物館)
大本 敬久 (愛媛県歴史文化博物館)
梅野 光興 (高知県立歴史民俗資料館)
磯本 宏紀 (徳島県立博物館)
田井 静明 (瀬戸内海歴史民俗資料館)
久野 俊彦 (東洋大学)
石黒 宏治 (山形県立博物館)平成29年5月から
内田 順子 (本館研究部)
川村 清志 (本館研究部)
松田 睦彦 (本館研究部)
三上 喜孝 (本館研究部)
村木 二郎(本館研究部)
葉山 茂 (本館研究部)

研究目的

日本列島上の地域社会においては、その構造的な変動や東日本大震災をはじめとする災害によって、歴史文化の継承が危機に瀕している。本事業は、そうした地域社会の変化に対応し、次代へ歴史と文化を継承していくためのシステムの構築を目的としている。特に地域社会における多様な文化資源を保存継承し、それらを伝えていくための拠点の形成とそれを維持していくための条件について集中的に調査研究し、具体的な提言をおこないたい。

日本列島は地震や津波、台風など古くから数多くの災害に見舞われてきた。また高度経済成長や開発によって地域社会は動揺し、人びとをとりまく生活環境は抜本的な変化にさらされている。その中で地域の文化は拠りどころを失い、記録や遺物、伝承や芸能は保存・維持することが困難になりつつある。これらは生活の基層をなしているだけにその消滅は表面化しづらく、気づいた時には取り返しのつかない段階まで崩壊している場合が少なくない。本事業では歴史学における資料保存運動や民俗学における祭礼・芸能の継承活動などをふまえ、地域社会における文化の拠点を多角的複層的にとらえ、その可能性を探るものである。これらは人文学の最も基礎的な部分を構成しており、複数の学問分野を結ぶ核でもある。この実状と再生を考えることは人文学の基盤を守ることであるとともに新たな学問領域の創成を探ることにもつながっている。

 

シンポジウム「奥会津の戦国文化を探る」

概要

日程:2017年6月25日(日)13:30~17:00
場所:季の郷 湯ら里 大会議室「ゆきつばき」(福島県南会津郡只見町長浜字上平50)
主催:国立歴史民俗博物館
共催:只見町教育委員会
後援:名古屋大学人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター

趣旨

戦国時代の奥会津に関する資料は多くはありません。これまで会津の歴史研究では、古文書や記録などを材料にこの時代の姿を明らかにしようとしてきました。ところが近年、さまざまな調査が進み、新たな形態の資料が見いだされ、興味深い事実が次々と明らかになってきました。今回のシンポジウムはそうした新発見の資料にもとづき、奥会津の中世、とりわけその文化のありさまについて考えてみようとするものです。

プログラム

報告1:渡部賢史(只見町教育委員会)「城館跡から中世を考える~考古資料から~」
報告2:三上喜孝(国立歴史民俗博物館)「仏堂の落書きにみる中世びとの交流・信仰」
報告2:久野俊彦(東洋大学)「中世の書物から探る知と文化のネットワーク」
コメント:高橋 充(福島県立博物館)
全体討論

司会:小池淳一(国立歴史民俗博物館)

備考

事前申し込み不要、入場無料

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