2014年11月12日~11月20日
国立歴史民俗博物館・松井「ブロンホフ・フィッセルチーム」
[調査地]ライデン国立民族学博物館
[調査先担当]マティー・フォラー
[参加者]松井洋子(東京大学史料編纂所)、邦子・フォラー(シーボルトハウス)
[内容]
1817年から1823年まで出島商館長を務めたヤン・コック=ブロムホフは、シーボルトに先がけて、日本に関する広範な蒐集を行なった。帰国後彼が自ら蒐集品について記述した目録を翻訳するため、ライデン国立民族博物館に所蔵されている現物との照合を行なった。
目録の詳細な記述が実際に意味するところが分かりにくかった項目について、実物を確認する作業は予想以上に時間のかかるものであったが、蒐集品がしめす近世日本の手工芸品の豊かさをあらためて目の当たりにすることができた。収蔵庫のあちこちに収められている一点一点の出し入れに全面的に協力してくださった学芸員の皆様に謝意を表したい。
(文責:松井)