年度別研究調査報告

2014年7月18日~7月25日

第8回ミュンヘン国立民族学博物館所蔵シーボルト・コレクション調査

国立歴史民俗博物館・日高「ミュンヘンチーム」

[調査地]ミュンヘン国立民族学博物館(ドイツ・ミュンヘン市内)

[調査先担当]ブルーノ・リヒツフェルト(学芸員)

[参加者]日高 薫・福岡万里子・櫻庭美咲・勝田 徹・平田由紀(以上歴博)、原田一敏(東京芸術大学)、佐々木守俊(岡山大学)

第8回目となる本調査を以って、本プロジェクトが当初計画に基づき行ってきた専門家による共同調査は最後となる。今回は、金工、仏像、刀剣、鍔、絵画、書籍、漆器、陶磁器、民具等の悉皆調査を進めるとともにその撮影を行い、これまで所在を確認した全資料の調査および撮影を滞りなく終了した。したがって、本調査は当初計画の目的を大方達成することができた。また、これまでの調書のデータベース化作業の進捗状況も計画通り達成しており、本事業が計画した本調査のデータベース化は事業終了までの完了に向け順調に推移している。

今回は、これまで撮影が困難なことから延期してきた刀や武具の撮影を、原田一敏教授のご協力を賜ることにより本格的な方法で実施できたことが何よりも大きな収穫であった。また、仏像、漆器、陶磁器、絵画等については、新規に所在確認した資料の調査のみならず、調査済みデータの不備を見直す確認も含めた追加調査を行い、調査データの精度を高めることもできた。一方、調査と並行して進めてきた資料所在の把握作業は困難を伴っており、調査は終了したものの所在確認できない資料を未だ残している。そのため若干の追加調査が行われることが望ましい。

(文責:櫻庭)

刀剣の調査 (刀の茎<なかご>を開ける原田)
刀剣の調査 (刀の茎<なかご>を開ける原田)
刀袋の調査 (原田・日高)
刀袋の調査 (原田・日高)
 
仏像の調査 (佐々木)
仏像の調査 (佐々木)