研究の目的と概要

シーボルト父子関係資料をはじめとする前近代(19世紀)に日本で収集された資料についての基本的調査研究

 

19世紀に収集され海外へ渡った日本関連資料には、「規準的」な「モノ資料」となる潜在的要素が認識されながら、情報の不足により研究レベルでの活用が不可能な大規模なコレクションが少なからず存在します。日本文化を総合的な立場から理解し、日本文化研究をより一層深化させるためには、アクセスすることが困難な海外所在の規準資料に関する情報を公開する、環境整備が重要となります。

本プロジェクトは、国内外の研究者コミュニティが、「記録」というかたちであれ、「実物」のままであれ、規準資料に関わる情報を、未来にわたってしかもできるだけ多く「共有」できる環境を提供することを理念とし、そのために有効となる、大規模で基本的な在外日本関連資料コレクションを対象とする組織的調査を長期的におこない、その調査情報および研究成果を公開する方法を構築し、実行することを目標としています。

具体的な重点研究課題は、以下のとおりです。

 

A. シーボルト(父子)関係「規準」資料の復元的調査研究

 

1)19世紀前半:ブロンホフ(Jan Cock Blomhoff)、フィッセル(Johannes Frederik van Overmeer Fisscher)、シーボルト(Philipp Franz von Siebold/1回目の来日時)のコレクション

2)19世紀後半:シーボルト(2回目の来日時)とその子孫(アレクサンダー、ハインリッヒ)のコレクション

 

B.海外に所在する日本関連資料の「共有資源」化に関する調査研究

 

1)ライデン国立民族学博物館所蔵コレクションのうち書籍・地図・絵画など

2)北米・ヨーロッパにおける日本関連資料の概要調査とその目録化

 

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