基盤研究

先端博物館構築研究

民俗研究映像の制作と研究資源化に関する研究

研究期間:平成22年度~平成24年度

研究代表者 内田 順子 (本館・研究部)
研究組織 乾 尚彦 (学習院女子大学)平成24年から
梅野 光興 (高知県立歴史民俗資料館)
分藤 大翼 (信州大学全学教育機構)
村尾 静二 (総合研究大学院大学葉山高等研究センター)
新谷 尚紀 (國學院大學)
青木 隆浩 (本館・研究部)
小池 淳一 (本館・研究部)
柴崎 茂光 (本館・研究部)平成24年から
関沢 まゆみ (本館・研究部)
常光 徹 (本館・研究部)
松尾 恒一 (本館・研究部)
山田 慎也 (本館・研究部)
上野 祥史 (本館・研究部)
鈴木 卓治 (本館・研究部)
松田 睦彦 (本館・研究部)

研究目的

第1期の共同研究「民俗研究映像の資料論的研究」(2004~2006年、代表:内田順子)では、制作から活用にいたるプロセスを検討し、権利処理等、活用に支障のないかたちで映像を資料として残すためのワークフローを構築し、第2期「民俗研究映像の制作と資料化に関する研究」(2007~2009年、代表:青木隆浩)ではそれを実践的に行うことで映像制作を行ってきた。その結果、2006年度以降、歴博映像フォーラムを開催して作品をひろく一般公開しているほか、2007年度からは、権利関係の処理が済んだ作品、コピーガード対応が済んだ作品から順に、研究資料としてDVDで館外への貸し出しを実施するなど、成果の公開を促進してきた。また第2期では、過去の作品の素材のコピーを作成するなど、映像の保存対策も講じてきた。

しかしながら、多量に存在する撮影素材の保存と活用については、適切なメディア、フォーマット、データベースなど、技術的な問題を解決するという課題が残された。そこで第3期では、大学における民族学や科学分野での映像の制作と資源化のとりくみや理論構築を参考にしつつ、新規で制作する3作品と、過去に制作された3作品を対象に、撮影素材の保存と活用のためのデータベース化まで含んだワークフローを構築することを目的とした共同研究を実施する。また、新規で制作する作品では、それぞれの作品のテーマに適したかたちで撮影地の人びとや研究者などと共同で制作してゆく。成果を共有しつつ発信することによって、日常生活や儀礼、信仰、生業の伝承という問題への関心を高めるとともに、立場の異なる人びとを結びつけ、あらたなネットワーク構築に貢献できる映像メディアのありかたの開発へとつなげてゆくためである。