研究活動一覧
共同研究![]()
平成22年度共同研究:デジタル化された歴史研究情報の高度利用に関する研究
基盤研究
先端博物館構築研究
デジタル化された歴史研究情報の高度利用に関する研究
研究期間:平成22年度~平成24年度
| 研究代表者 | 鈴木 卓治 (本館・研究部) |
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| 研究組織 |
小町 祐史 (大阪工業大学) 田中 法博 (長野大学) 徳永 幸生 (芝浦工業大学) 村田 良二 (東京国立博物館) 山田 篤 ((財)京都高度技術研究所) 北村 啓子 (国文学研究資料館) 津田 光弘 (イパレット) 青山 宏夫 (本館・研究部) 大久保 純一 (本館・研究部) 仁藤 敦史 (本館・研究部) 安達 文夫 (本館・研究部) |
研究目的
インターネット時代の到来とともに、近年歴史研究情報のデジタルデータ化が各所で精力的にすすめられている。国立歴史民俗博物館(歴博)はその設立時より他所に先駆けて日本歴史学のデータセンターとしての使命を担っており、データベースれきはくを始め、さまざまな種類の歴史研究情報をデジタル化し、研究・教育・展示への活用につとめているところである。ゆえに、単にデジタル化しただけでは有効な利用が難しい歴史研究情報の、よりよい活用の典型を示すことが、現代における歴博の重要な任務であるといってよい。
本研究は、日々蓄積されていくデジタル化された歴史研究情報をより高度に利用するための基礎となる具体的な研究課題を提示し、課題への解を見いだす過程に人文学的フィードバックをかけることによって、異分野の研究者が集う国立歴史民俗博物館の特色を生かした、意味論と技術論をかみあわせた研究を実施しようとするものである。
課題のひとつは、歴博で公開されているデータベースについて、専門知識に乏しい一般利用者あるいは初学者が所望の情報にたどりつけるための「高度情報検索」をいかに提供するかということである。本研究では館蔵資料データベースを具体例として、データに含まれる隠れた相互関係を抽出することにより、関連する概念を連想的にたどりながら利用者に提供することのできる利用者インタフェイスにについて考える。
歴博のデータベースの中には、数万枚~数十万枚の大量の画像データが付与されたデータベースが存在する。データ1件あたりに数百枚の画像が付与されているものもあり、利用者が所望の画像を獲得することが極めて困難な状況が生ずる。これを解決するための「大規模デジタル画像管理」の方法について検討する。具体例として高松宮家文書をとりあげる。
高精度に計測された歴史資料のデジタルデータを永続的に保存し活用しようとするデジタルアーカイブの活動が盛んであるが、数値として保存されるデジタルデータをどのように提示すれば利用者がより歴史資料への正しい理解を深めることができるかを検討する必要がある。このような「デジタル展示」に必要な基礎技術について、実際に試作を行って利用者の評価を受ける形で研究を行う。
本館の第3展示室は全面的に情報端末を常設展示に導入しているが、本当に利用者の歴史理解を支援できているかどうか、「利用者分析」を行う必要がある。各端末でとっている利用者の端末操作の記録を分析対象し、数量的な客観分析を試みる。
| 研究会開催予定-「デジタル化された歴史研究情報の高度利用に関する研究」 平成23年度第2回研究会の午後の部について |
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|---|---|
日程 : 2012年3月2日(金) 12:45~17:00 |
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| プログラム | |
12:45-12:50 |
座長 開会挨拶 |
| 12:50-13:15 | 「歴史データベースにおける検索インターフェース設計のためのガイドライン作成」 |
| 13:15-13:40 | 「博物館関連語検索のための木構造を反映した資料群の構成法」 |
| 13:40-14:05 | 「資料の濃い構造化と活用のためのアノテーションモデル―より知るために、より深く、濃く」 津田光弘(イパレット) |
| 14:05-14:30 | 「時間と場所の情報を有する大量の写真画像の提示方法の検討」 |
| 14:30-14:55 | 「歴史資料画像の任意の対応点に基づく比較表示と対応点設定手法の検討」 |
| 14:55-15:10 | <休憩> |
| 15:10-15:35 | 「国文学資料の電子的展示技法に関する研究<仮>」 |
| 15:35-16:00 | 「デジタルアーカイブ用文化財展示システムの試作」 |
| 16:00-16:25 | 「正倉院文書における画像処理を用いた切り分け位置の検出手法の検討」 |
| 16:25-16:50 | 「スマートフォンの未較正カメラを用いた分光画像計測」 |
| 16:50-17:00 | 座長 閉会挨拶 |
































