基幹研究

新しい古代像樹立のための総合的研究

(総括研究代表者 本館・研究部 藤尾 慎一郎)

研究目的

歴博がAMS-炭素14年代測定によって得た新しい年代観をもとに日本古代史を再構築して、第1室総合展示開設の学問的基盤とする。時代毎に三つのブランチをたてる。

A 旧石器時代の環境変動と人間生活(3万年前~前10世紀)
関東地方における約3万年前の後期旧石器時代から縄文時代にかけての環境変動と旧石器文化の変化について研究する。

B 農耕社会の成立と展開-弥生時代像の再構築-(前10~後3世紀)
水田稲作の起源が500年以上遡ったことによって、ほぼ倍増した弥生時代の存続期間。室町から現代に匹敵する700年間にわたって続いた、中の文化(九州・四国・本州)における縄文文化と弥生文化共存の意味を生業・社会構造・祭祀の分析によって明らかにし、日本古代史と世界の人類史の中に位置づける。

C 新しい古代国家像のための基礎的研究(後4~8世紀)
律令国家の形成過程として位置づけられていた古墳時代を、もう一つの古代国家として認識し、記紀に縛られない新しい古墳時代像を考古学的に明らかにする。

継続

旧石器時代の環境変動と人間生活(西本豊弘 他12名)

農耕社会の成立と展開(藤尾 慎一郎 他15名)

新しい古代国家像のための基礎的研究(広瀬 和雄 他18名)