基盤研究

資料の科学的調査および総合的年代研究

歴史資料研究における年代測定の活用法に関する総合的研究

研究期間:平成18年度~平成20年度

研究代表者 今村峯雄(本館・研究部)
研究組織 光谷拓実 (奈良文化財研究所)
川井秀一 (京都大学)
門脇幸恵 (国立能楽堂)
松崎浩之 (東京大学)
小田寛貴 (名古屋大学)
中尾七重 (武蔵大学)
井原今朝雄 (本館・研究部)
西本豊弘 (本館・研究部)
広瀬和雄 (本館・研究部)
藤尾慎一郎 (本館・研究部)
永嶋正春 (本館・研究部)
齋藤努 (本館・研究部)
坂本稔 (本館・研究部)
小林謙一 (本館・研究部)

研究目的

年代情報は歴史研究にとって最重要な情報の1つである。近年の年輪年代法やAMS炭素年代測定法などの自然科学的な年代測定は、先史考古学研究の分野ばかりでなく、高い精度を要する歴史資料研究についてもその有用性が認識されるようになってきた。こうしたことから、これらの方法を具体的に歴史研究の中に取り入れ有効に活用していくことが課題となっている。とくに最近は、炭素14ウィグルマッチ法(年代間隔が既知の木材などの試料が対象)とよばれる方法によって、±10~20年あるいはそれ以下の精度での実年代が比較的容易に得られるようになっている。このため、建築物や木製品などの資料へ適用する事例が増加しているなど、歴史時代の資料についても年代測定への協力依頼が多く寄せられている現状である。本計画は、従来の計画を引き継ぐとともに、歴史資料への年代測定の活用法の多様化・総合化を一層推進することによって歴博における年代研究の裾野を広げること、またそれらの活動を通して歴博における研究基盤を高めることを目的としている。