基盤研究

博物館学的総合研究

博物館におけるコミュニケーションデザインに関する研究

研究期間:平成18年度~平成20年度

研究代表者 佐藤優香 (本館・研究部)
研究組織 上田信行 (同志社女子大学 )
苅宿俊文 (大東文化大学)
森茂岳雄 (中央大学)
小川英昭 (佐倉市立印南小学校)
田中裕輝 (四街道市四街道北中学校)
金子淳 (静岡大学生涯学習教育研究センター)
布谷知夫 (滋賀県立琵琶湖博物館)
平井京之介 (国立民族学博物館)
並木美砂子 (千葉市動物公園)
楠房子 (多摩美術大学)
若林尚樹(東京工科大学)
安達文夫 (本館・研究部)
宮田公佳 (本館・研究部)
久留島浩 (本館・研究部)
小島道裕 (本館・研究部)
杉山晋作(本館・研究部)
広瀬和雄 (本館・研究部)
藤尾慎一郎(本館・研究部)
小池淳一(本館・研究部)
澤田和人 (本館・研究部)

研究目的

本共同研究のテーマにある「コミュニケーションデザイン」とは、「専門知識を持つ者ともたない者、利害や立場のことなる人々、その間をつなぐコミュニケーション回路を構想・設計すること」などと定義されている。この「専門家と非専門家」は、本共同研究においては、博物館における研究者(研究成果)と来館者であり、展示やその鑑賞を支援するメディアが「コミュニケーション回路」となるだろう。すなわち、本研究では、博物館における研究成果の伝達や、来館者の様ざまなコミュニケーションに関する問題について研究を行う。また、博物館を用いた研究成果の伝達方法の検討のみならず、来館者ひとりひとりにとっての文化創造の場としての博物館機能についても議論していきたいと考える。

博物館における来館者の学びについては、教育普及活動として全国的に取り組みが見られるが、本研究では、様ざまな分野の研究者と協働することで、「学び」をひろく「来館者のコミュニケーション」の問題ととらえて、総合的に研究していく。ここでは、特に、人と人、人ともの(資料)をとりむすぶメディアに着目して研究を進める。具体的には、フォーマティブリサーチ(制作途中に実施する形成的評価)を積極的に取り入れ、研究組織メンバーの専門性を活かしたチームアプローチによる博物館を活用したプログラム開発と試行を行う。実践のフィールドとして本館の展示場や資料を活用し、博物館の展示と研究を有機的に結びつけていくことをめざす。そして、その開発過程を通して博物館におけるコミュニケーションデザインに関する実践と研究のシステムを構築していきたい。