基盤研究

高度歴史情報化研究

縄文・弥生集落遺跡の集成的研究

研究期間:平成17年度~平成19年度

研究代表者 藤尾慎一郎(本館・研究部)
研究組織 石黒立人(愛知県埋蔵文化財センター)
扇崎由(岡山市埋蔵文化財センター)
小沢佳憲(福岡県教育委員会)
小林青樹(國學院大學栃木短期大学)
設楽博己(駒澤大学文学部)
柴田昌児(愛媛県埋蔵文化財調査センター)
濱田竜彦(鳥取県教育委員会)
安英樹(石川県埋蔵文化財センター)
若林邦彦(同志社大学歴史資料館)
小林謙一(本館・研究部)
西本豊弘(本館・研究部)
広瀬和雄(本館・研究部)
馬場伸一郎(本館・研究機関研究員)

研究目的

水田稲作の開始によって、採集・狩猟・漁撈の獲得経済から生産経済に転換しはじめた弥生時代は、わが国の歴史や文化を考える上での大きな画期であった。金属器の製作・使用などの技術革新、集団同士の戦争、耕地化によってもたらされた環境破壊、漢王朝や南部朝鮮との交流にともなう国際化などは、日本文化のひとつの源流をなすものであった。

ところが、弥生人の生活や生産の拠点となった集落については、十分に明らかにされたとは言い難い情況にある。そこでその数量、地域的かつ時期的な偏差、個々の消長、地域全体の消長、形態・規模・構造、あるいはそこで消費され残された出土品をとおしての生業や手工業のありかた、さらには宗教施設や首長居宅の様相等々を、日本列島における集落遺跡の集成的研究から試行してみようとするものである。そのため、都道府県単位の各地の考古学研究者に協力を求めて、縄文後期ごろから弥生時代全般にかけての集落遺跡を全国的に集成し、一定の基準にもとづいて整理・刊行し、今後の研究に向かって基礎的資料の充実をはかり、もって共同利用に資することを目的とする。