刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第88号 1998年5月30日発行

第88号 1998年5月30日発行
[特集] 借金が消えた !?
連載 歴史の証人 写真による〈館蔵資料紹介〉〉
金属貨幣とその製造技術の復元

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表紙解説

江戸時代の銭と借用証文 (国立歴史民俗博物館蔵)

写真1   写真2
1. 天保5両判
2. 万延小判
3. 元文丁銀
4. 明和2朱銀
5. 明和5匁銀
  泡喰鳥
この鳥はそのからだが小判や銭や大福帳でできており(四海大平の時は繁華の土地に住み,混乱の世には場末や田舎に飛びに行くという),バブル経済を象徴するような鳥で,世間への貨幣経済の浸透に対する人々の不安感や,人間の欲望への危機感が表現されている.
写真3   写真4
金子借用証文
村方と檀那寺との訴訟のために村方が借りた費用十四両の借金証文.江戸時代の訴訟には多大な費用と日数がかかった.
  金子借用証文
旗本本多邦之助が版籍奉還で越前丸岡の陣屋を引き払う際の累積赤字が千二百両にのぼっている.完済できたとは思えない額である.

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目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

家と町の博物館 山本尚友

歴史の証人 写真による〈館蔵資料紹介〉

金属貨幣とその製造技術の復元  

[特集] 借金が消えた !?

徳政令と借銭の作法 新田一郎
「分散」と「出世証文」 宇佐美英機
借金が消えた,そして預金も消えた 武田晴人
[コラム] 負える人は奴の如く,物の主は君の如し 仁藤敦史
[コラム] 素金 ―大都市の金貸し法― 岩淵令治
[コラム] 借金党と融通意識 高島千代

歴博対談 第18回

民俗宗教研究の現在 [宮家 準+佐々木宏幹]

書評

小野正敏著『戦国城下町の考古学 一乗谷からのメッセージ』 齋藤慎一

展示批評

第一展示室 「律令国家」
もっと比較史的な展示に
小林昌二

地球時代の日本研究 第7回

フランスからみる日本の新宗教 ジャン=ピエール・ベルトン

よみがえる風景[10]

第4展示室 「日本人の民俗世界」〈都市の風景〉
都市の盛り場表現について
小林忠雄

〔歴博かわら版〕

表紙