刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第82号 1997年5月30日発行

第82号 1997年5月30日発行
[特集 くらしの歴史学] 食 肉と魚
連載 歴史の証人 写真による(館蔵資料紹介)
食 肉と魚

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表紙解説

『類聚雑要抄』巻第一下/江戸時代の食器(佐倉城武家屋敷跡出土)  国立歴史民俗博物館蔵

『類聚雑要抄』巻第一下 江戸時代の食器(佐倉城武家屋敷跡出土)
(1)『類聚雑要抄』巻第一下 (2)江戸時代の食器(佐倉城武家屋敷跡出土)

(1)は永久4年(1116)正月23日に東三条殿で行われた内大臣藤原忠通の大饗において、客の公卿に供された食膳の様子を描いた図で、平安時代の宮廷行事の際の調度・鋪設などを記録した『類聚雑要抄』に収められている。食物を山盛りにする高盛という盛り方は現代の宮中の儀式にも引き継がれている。
(2)は歴博研究棟建設にともなう調査でみつかった江戸時代の食器。持ち主は佐倉藩中級藩士(80~100石扶持)で、屋敷内の地下倉に収めていたものである。17~19世紀の肥前焼染付碗・美濃焼の皿や徳利・瀬戸焼のすり鉢などが中心である。

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目次

巻頭エッセイ―わたしのつくってみたい博物館

「線」で語る博物館 杉浦康平

歴史の証人 写真による(館蔵資料紹介)

食 肉と魚  

[特集 くらしの歴史学] 食 肉と魚

北の狩猟民の食と「日本」―狩猟民から農耕民へ 海保洋子
日本における肉食の建前と実際 松井 章
食の文化変容―日本の焼肉 韓国の刺身 朝倉敏夫
[コラム] 「すり鉢」と中世の食 吉岡康暢
[コラム] 酒は飲むべし飲まれるべからず 篠原 徹

歴博対談 第12回

日本人と食文化 石毛直道+佐原 真

書評

佐原真 著 『食の考古学』 塚本 學

展示批評

第三展示室「百姓の世界」
地域性を反映した展示
石野弥栄

地球時代の日本研究 第1回

アメリカにおける日本研究の動向―過去・現在・未来 マーティン・コルカット

よみがえる風景

展示模型紹介(7)/第二展示室「大航海時代のなかの日本」
大航海時代の象徴 朱印船復元模型
宇田川武久

〔歴博かわら版〕

表紙