刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第80号 1997年1月20日発行

第80号 1997年1月20日発行
[特集 現代社会と歴史学] ジェンダー 社会的性差への視点
連載 歴史の証人(館蔵資料紹介)
ジェンダー 社会的性差への視点

このページの上部へ

表紙解説

阿波人形の首(かしら)/職人風俗絵巻  国立歴史民俗博物館蔵

九代目市川団十郎死絵
五代目中村竹之丞死絵
阿波人形の首

「阿波人形」は、阿波(徳島県)に伝えられてきた人形芝居である。この地域は、早くから淡路人形芝居などの影響もあり、特に江戸時代の中ごろから 大坂の文楽にならんで盛んとなり、村々の小屋で上演された。その首(かしら)は豊かな表情をもち、時代の人々の喜怒哀楽を映している。表紙では、子供から 老婆まで女の一生のさまざまな表情を集めた。また、この中の娘は、からくりで一瞬に妖怪に化けるように製作されている。背景には、17世紀中期以降の製作 とされる「職人風俗絵巻」から、町並みにいきいきと描かれた市井の女性たちの姿を散らした。

このページの上部へ

目次

巻頭エッセイ -わたしのつくってみたい博物館

「見・驚・学」博物館 鈴木一義

歴史の証人(館蔵資料紹介)

ジェンダー 社会的性差への視点  

[特集 現代社会と歴史学] ジェンダー 社会的性差への視点

女性史の現在 日本前近代を中心に 脇田晴子
Column [ジェンダー] 遊女と流行 丸山伸彦
民俗学とジェンダー研究 中村ひろ子
Column [ジェンダー]縄文土偶の仕事 小林達雄
Photo Column〔異態の女性埴輪〕 杉山晋作
転換期の女性史研究 成田龍一
Column [ジェンダー] 男もすなる田楽といふものを、女もしてみんとてするなり 橋本裕之

<歴博対談>第10回

加耶と古代日本 申 敬+ 白石太一郎

書評

福井勝義 編著『水の原風景』 鳥越皓之

展示批評

第三展示室『道と旅』よい食材をよりおいしく 見瀬和男

よみがえる風景

展示・模型紹介 第四展示室「南島の世界」
沖縄古宇利島集落模型
上野和男

《連載》真の部屋 第10回 魏志倭人伝の考古学

蚕桑緝績 佐原真

〔歴博かわら版〕

表紙