刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第117号 2003年3月20日発行

第117号 2003年3月20日発行
[特集] 音
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
「『水滸伝』の幕末維新」

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表紙解説

紀州徳川家伝来雅楽器(本館蔵)

写真1 写真2

 歴博が所蔵する紀州徳川家伝来の雅楽器159件は、それぞれの楽器の伝来や、大名家のコレクションの形成過程がかいま見られる付属品や付属文書にめぐまれた資料である。「万具寿」という銘をもつ笙には、コレクターである藩主治宝(はるとみ)によって記された「真葛笙記」(1810年)が付されている。ここには、この笙が清らかな音を奏で、「万具寿」の銘の通り慶事をもたらす笙であり、治宝を魅了したことが述べられている。この笙にはほかにも様々な付属品があり、蓋裏に葛文蒔絵がある内箱もそのひとつ。
琵琶「銘 花月」も、本コレクションのひとつ。撥面を飾る夜桜の画は、治宝の筆と伝えられる。
箏「銘 葉菊」は、後桜町天皇(1740~1813)が愛用し、持明院基敦が拝領したと伝えられる。本コレクションの箏類の中でも保存状態のよいもので、尾頭に葉菊模様の美しい唐貝細工が施されている。

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目次

巻頭エッセイ 6

 [特集]胎動する歴史学 音 内田 順子

歴史の証人 写真による 収蔵品紹介

『水滸伝』の幕末維新 高橋 敏

[特集] 音

音楽文化と音楽考古学 山田 光洋
中世の音を探る-神出現の音を求めて- 笹本 正治
音盤に聴く 20世紀初頭の日本音楽 寺内 直子
[コラム] 徳川治宝の雅楽器コレクション 水野 僚子
[コラム] 山・鉾・屋台の祭りと囃子の研究 田井 竜一

歴博対談 第44回

深まる正倉院文書の研究 〔杉本 一樹×吉岡 眞之〕

歴博けんきゅう便 第13回

第40回歴博フォーラム
「中世寺院の生活と文化」
井原 今朝男

研究者紹介 〔その6〕

なぜ戦前の日本で「戦争」は正しかったのか 一ノ瀬 俊也

書評

久留島 浩 著『近世幕領の行政と組合村』 岩城 卓二

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

〔歴博かわら版〕

表紙