刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第110号(2002年1月20日発行)

第110号(2002年1月20日発行)
[特集] 境界を越える歴史学 江戸の道楽
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
「紀年銘陶磁器コレクション」

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表紙解説

白絖地梅樹下草模様描絵小袖(本館蔵)

白絖地梅樹下草模様描絵小袖

野村正治郎(1879~1943)は国際的美術商として活躍したが、商売のかたわら近世の小袖資料の収集にも没頭した。彼はやがてその研究にものめり込み、本業の利益の大半をつぎ込んだその収集・研究活動は「珍道楽」とまで評されたが、染織史研究を美術史学のなかに位置づけた功績は大きい。野村の小袖コレクションの多くは現在当館が所蔵しているが、本小袖もそのなかの1点。江戸琳派の大成者酒井抱一により描かれたもので、抱一もまた姫路藩主酒井家の出ながら、生涯を風雅の道に送った「道楽者」であった。

白絖地梅樹下草模様描絵小袖

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目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

テーマは「お金」-ふくろうが結ぶ紀元前5世紀と21世紀 関口 かをり

歴史の証人 写真による 収蔵品紹介

「紀年銘陶磁器コレクション」

[特集] 境界を越える歴史学 江戸の道楽

遊芸二代 -わが村に名所ありき- 岩橋 清美
大原幽学先生の江戸 高橋 敏
浮世絵を描く武士たち 大久保 純一
[コラム] 鶯の啼き合わせの会 平野 恵
[コラム] 究極の道楽者 岩淵 令治

歴博対談 第40回

21世紀の博物館と考古学への提言 [佐原 真+宇野 隆夫]

歴史けんきゅう便 第9回

情報技術を利用した歴史資料の閲覧システム 安達 文夫

自著紹介

国立歴史民俗博物館 編 『もうひとつの世界 -妖怪・あの世・占い-』  

書評

篠原徹 編 『近代日本の他者像と自画像』 南 根祐

展示批評

[企画展示] 「なにが分かるか、社寺境内図」
展示の解説に「読み解き」の反映を!
大矢 邦宣

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

〔歴博かわら版〕

表紙