刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第107号 2001年7月20日発行

第107号 2001年7月20日発行
特集:境界を越える歴史学 第三の性
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
「中国天津の日本人学校関係資料」

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表紙解説

三代歌川豊国画「十三代目市村羽左衛門の弁天小僧菊之助」(本館蔵)

十三代目市村羽左衛門の弁天小僧菊之助

十三代目市村羽左衛門の弁天小僧菊之助
三代歌川豊国画
文久2(1862)年大判錦絵

文久2年3月江戸・市村座で初演時の「青砥稿花紅彩画」における、十三代目市村羽左衛門(後の五代目尾上菊五郎)の弁天小僧。武家娘に変装した弁天小僧は、供侍に扮した南郷力丸とともに呉服商浜松屋を訪れ、万引きしたと店の者に疑わせて額に傷を受け、それをネタに100両の金をゆすり取ろうとする。しかし、その場に居合わせた黒頭巾の武士に男である正体を見破られる(実はその武士も弁天小僧の一味の日本駄右衛門である)。島田髷で振袖という可憐な娘姿から、一転して刺青を露わにし開き直った弁天小僧の姿は、幕末らしい倒錯したエロティシズムをあふれさせている。「知らざあ言って聞かせやしょう」の名台詞でもおなじみの場面。

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目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

ついにできた「大学博物館」 瀬戸口 烈司

歴史の証人 写真による 収蔵品紹介

「中国天津の日本人学校関係資料」  

[特集] 境界を越える歴史学 第三の性

堀田正盛の肌 -政治とセクシャリティー- 氏家 幹人
異性装 -性の間の服飾史- 丸山 伸彦
「ネカマ」は新たなトランスジェンダー現象たりうるか 住村 欣範
[コラム] 宦官 -家畜化された第三の性- 西谷 大
[コラム] 土偶の性 設楽 博己

歴博対談 第37回

新しい歴史博物館をめざして [相蘇 一弘+福原 敏男]

歴史けんきゅう便 第7回

国際シンポジウム
東アジアにおける文化交流 -儒教思想と民間説話-
比嘉 政夫

自著紹介

宇田川武久著 『江戸の炮術 継承される武芸』  
山本光正著 『幕末農民生活誌』  
『歴博万華鏡』編集委員会編 『歴博万華鏡』  

教室から博物館へ

歴史を発見する 三橋 広夫

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

〔歴博かわら版〕

表紙