刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第105号 2001年3月20日発行

第105号 2001年3月20日発行
[特集] 境界を越える歴史学 異界Ⅰ相互認識
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
絵巻橋姫

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表紙解説

本館第4展示室「南島の世界」訪れる神

ムシャーマ(盆行事)に来訪するミロク(沖縄県波照間島)
(中央)→

ミロクは、来訪神の一つである。来訪神とは、水平線の彼方や山の中などの他界から時を定めて現世にやってくると信じられてきた神のことで、日本列島各地に 30例以上の事例がある。ミロクとは、仏教の弥勒下生信仰が民俗的に展開されたものと考えられるが、同じミロクでも、京都広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像と波照間島のミロクとでは表情に大きな違いがあり、興味深い。

五代目尾上菊五郎死絵

←(右)フサマラー(沖縄県波照間島)
来訪神の一つ。雨の神といわれ、雨乞い行事の際に出現する。フサマラー山という山からやって来て村の中の井戸を巡回する。面は瓢箪でつくられ、体には夕顔やナーべ(トカドヘチマ)の葉が巻きつけられている。

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目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

歴史的景観を活かした博物館 福江 充

歴史の証人 写真による 収蔵品紹介

絵巻橋姫  

[特集] 境界を越える歴史学 異界Ⅰ

地獄・論-地獄の起源- 新谷 尚紀
異界としての厠(かわや) 飯島 吉晴
他界への回路-壺形の古墳のシンボリズム- 車崎 正彦
[コラム] 異界と晴明伝説 高原 豊明
[コラム] 妖怪と戯れる 香川 雅信

歴博対談 第35回

介護と看取りの文化 [新村 拓+村上 興匡]

歴史への招待状

[企画展示] 縄文文化の扉を開く
-三内丸山遺跡から縄文列島へ-
阿部 義平

自著紹介

『国定忠治』 高橋 敏
『古代日本の文字世界』 平川 南 編

書評

仁藤敦史著 『古代王権と官僚制』
畿内政権論を批判して国家成立史に挑む
大平 聡

展示批評

[企画展示] 天下統一と城
伝わりにくい展示主張
矢田 俊文

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

〔歴博かわら版〕

表紙