刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第103号 2000年11月20日発行

第103号 2000年11月20日発行
[特集] 境界を越える歴史学 民族
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
北海道に暮らした縄文人の遺産
─落合計策縄文時代遺物コレクション─

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表紙解説

韓国・江原道襄陽(ヤンヤン)郡襄陽邑(ヤンヤンウッ)の市場
酉の市

韓国・江原道襄陽(ヤンヤン)郡襄陽邑(ヤンヤンウッ)の市場(島村恭則撮影)   酉の市

韓国・江原道襄陽(ヤンヤン)郡襄陽邑(ヤンヤンウッ)の市場(島村恭則撮影)
韓国・東海岸沿いの町、襄陽の市場の様子である。この市は、「五日場(オイルジャン)」とよばれ、5日ごとに開かれる。中央の女性は頭上運搬(物資を頭にのせて運ぶこと)をしている。頭上運搬は、現在、韓国や沖縄などでおこなわれているが、かつては日本本土の各地でも見られた。ちなみに、写真中の看板に書かれているハングルの意味は「パークランド」「本 ビデオ」である。

 

酉の市
11月酉の日におこなわれる鷲・大鳥神社の祭礼で、熊手の市が立つ。最初の酉を一の酉、つぎを二の酉といい、三の酉まである年は火事が多いなどという。浅草の酉の市(東京都台東区の鷲神社)は有名で人手も多く、福をかきこむという縁起物の熊手を求める人でにぎわう。熊手には、御多福・大福長・檜扇・千両箱などの飾り物がついており、商家では、商売繁盛を願ってこれを店先に飾る。

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目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

庄屋の蔵─実物と仮想空間の融合─ 御厨 義道

歴史の証人 写真による 収蔵品紹介

北海道に暮らした縄文人の遺産
─落合計策縄文時代遺物コレクション─
 

[特集] 境界を越える歴史学 民族

日系アメリカ人をめぐる歴史展示の多文化ポリティクス 森茂 岳雄
近代国家<日本>の成立と<民族>観念の創造 笠井 正弘
境界都市の民俗誌─下関の<在日コリアン>たち─ 島村 恭則
[コラム] 「過去2000年間の環境変化と北方文化」 右代 啓視
[コラム] 「琉球列島における人びとの形質の変化」 土肥 直美

歴博対談 第33回

差別史研究の現在 [ひろた まさき+朝治 武]

歴博けんきゅう便 第5回

博物館資料調査報告 「死・葬送・墓制資料集成」 新谷 尚紀

自著紹介

考古学と自然科学2『考古学と動物学』 西本 豊弘
考古学と自然科学3『考古学と植物学』 辻 誠一郎

書評

『宮座と老人の民俗』 政岡 伸洋

展示批評 [企画展示]オランダへ渡った大工道具

歴博の企画展示の奇妙な矛盾 藤井 恵介

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

〔歴博かわら版〕

表紙