刊行物

歴史系総合誌「歴博」

歴史系総合誌「歴博」は歴史・考古・民俗の最新研究成果をわかりやすく紹介しています。22万点を超える国立歴史民俗博物館所蔵資料を毎号カラー写真で解説します。

国立歴史民俗博物館編集、A4判変形、32頁、奇数月発行(1996年5月より)
定価 560円、年間購読料 4,500円(送料込み)
詳しいお問い合わせは (財)歴史民俗博物館振興会 までどうぞ。

第100号 2000年5月30日発行

第100号 2000年5月30日発行
[特集] 境界を越える歴史学 世紀末
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
「木曽義仲合戦図屏風」

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表紙解説

立山曼茶羅(複製)・渾天儀(本館蔵)

立山曼茶羅(複製)

立山曼茶羅(複製)
越中国の東にそびえる立山は、古くから霊峰として知られている。その信仰を広めるために、布教を担った衆徒たちは、立山曼茶羅を持ち歩き、各地で絵解きをした。写真の図の原本は、来迎寺(富山市)に伝わる江戸時代初期の作で、立山曼茶羅のなかでは最古のものとして知られている。図には、極楽浄土とされた立山連峰の上空に阿弥陀三尊来迎・二十五菩薩来迎・飛天が配され、その下には血の池・賽の河原・火の車などの地獄が描かれている。

渾天儀(本館蔵)
月日の経過を定める暦をつくるには、月や太陽などの天体の運行を知らなければならない。渾天義は、天体の位置を観測するための器具であるが、天体の運行を説明する教材としても使われた。渾天義の中心には地球が置かれ、その周囲には天の赤道や黄道、月の軌道を示す白道などの輪が取りつけられている。

渾天儀(本館蔵)

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目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

こどもと行く博物館 三木 美裕

歴史の証人 写真による 新収蔵品紹介

「木曽義仲合戦図屏風」  

[特集] 境界を越える歴史学 世紀末

幕末の民衆と「ええじゃないか」 松井 良祐
末法思想と経塚の時代 村木 二郎
「終末」と現代宗教 島薗 進
[コラム] 世紀末の閏 岡田 芳朗
[コラム] ケウスの如来 内田 順子
[コラム] コンピュータと2000年 安達 文夫

歴博対談 第30回

21世紀の博物館像─開かれた博物館をめざして─ [濱田 隆士+佐原 真]

[企画展示]

北の島の縄文人─海を越えた文化交流─ 西本 豊弘

自著紹介

「大昔の美に想う」 佐原 真
「妖怪変化 民俗学の冒険3」 常光 徹

書評

井原 今朝男著
「中世のいくさ・祭り・外国(とつくに)との交わり─農村生活史の断面」
評者 山本 浩樹

展示批評 第2展示室リニューアル

常設展示が目指すもの 評者 伊藤 俊一

〔歴博かわら版〕

表紙