わくわく!探検 れきはく日本の歴史

歴博来館者の半数近くは、小・中学校の子どもたちですが、現在の展示をわかりやすく紹介するガイドブックはありませんでした。今回刊行する『わくわく!探検 れきはく日本の歴史』1~5は、「歴博には何があるのかな?」と子どもたちが思ったとき、気軽に手に取り、楽しく読んで、研究の最先端に触れることができるシリーズです。

出版社:吉川弘文館

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「わくわく!探検 れきはく日本の歴史 2中世」

『わくわく!探検 れきはく日本の歴史』の第3弾となる第2巻『中世』が刊行されました。

この本が扱う平安時代から戦国時代までの日本には、公家・武家・僧侶・百姓など、さまざまな身分をもった人びとが存在し、それぞれに集団をつくって独自の生活・文化を営んでいました。また、この時代の日本は、中国や朝鮮、さらには琉球やヨーロッパ諸国とも交流するようになり、外国との交流がますます盛んになりました。日本の人びとのくらしも、こうした外国の文化の影響を受けて大きく変化し、今日まで続くわたしたちの生活・文化の様式の土台がつくられました。

この本では、このような平安時代から戦国時代までの日本にくらした人びとの生活・文化の様子を展示した第2展示室の内容を、豊富な図版とともにわかりやすく解説しました。この本を手にすることで展示内容の理解がいっそう深まり、これまで知らなかった「中世の日本」に出会えるはずです。

発行日:2018年7月20日、価格:1000円+税

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「わくわく!探検 れきはく日本の歴史 3近世」

3巻では、江戸図屏風の世界に触れるところから始まり、世界のなかの近世日本、都市の時代、村と町をつなぐ人とモノの流れ、学問や人びとの暮らしの中から生まれた文化、村にうまれた近代への芽生えを柱とし、たくさんの図版を使って、近世社会の姿とその変化を描いています。展示室の寺子屋「れきはく」に行ったつもりになって、くずし字体験ができるページや、算木の練習ができるコラムも。近世の村や町に生きた人びとの姿に触れ、考え、社会の変化が理解できるガイドブックを目指しました。展示を見る前でも、後でも面白い、子どもにも大人にも役立つ一冊です。

発行日:2017年10月20日、価格:1000円+税

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「わくわく!探検 れきはく日本の歴史 4近代・現代」

4巻は、1850年代から1970年代、すなわち幕末から明治・大正・昭和の時代を展示している総合展示第5展示室(近代)と第6展示室(現代)について解説したものです。西洋文明を取り入れつつ、政治や社会のしくみを近代化させ、経済的にも発展した時代であり、現在の私たちに直接つながっている身近な歴史です。すでに展示を観た人はその復習として、まだ観ていない人は来館前の予習としてこの本を手にとっていただければ幸いです。

発行日:2019年1月1日、価格:1000円+税

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「わくわく!探検 れきはく日本の歴史 5民俗」

2017年10月の『わくわく!探検 れきはく日本の歴史 3 近世』につづいて、第二弾となる第5巻『民俗』が刊行されました。

わたしたちがなにげなくおくっているあたり前のくらし。そのあたり前のくらしを支える生活文化は、わたしたちのおじいさんやおばあさん、そして、さらに昔の人びとの時代から受けつがれ、さまざまな変化をくり返しながら今に伝わるものです。これが「民俗(みんぞく)」です。

この本では、歴博(れきはく)の第4展示室〈民俗〉の内容を、さらにわかりやすく、もっとおもしろくお伝えすべく、展示のみどころをグッとしぼり込んで解説しました。こどもからおとなまで、だれもが楽しめる構成です。もう第4展示室は何度もみた、というひとも、この本を読めば、もう一度、展示室をおとずれてみたくなるはずです。

発行日:2018年3月10日、価格:1000円+税

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