第73号 1995年10月20日発行

題字解説

  • [特集 現代社会と歴史学] 食料不足 - 飢えはなぜ起こるのか -
  • 連載 歴史の証人〈館蔵資料紹介〉
    「四季農耕図屏風」

表紙解説

「四季農耕図屏風」六曲一双 部分
国立歴史民俗博物館蔵

一年間の農耕の流れを描く四季農耕図は、中国起源の耕織図の画題を翻案したものである。本屏風は「狩野永翁藤原勝信筆」の落款をもつが、この画家は『古畫 備考』(朝岡興禎著)「狩野門人譜」によれば、「永真門人」の奈須永翁という人物に相当する。幕府の御用絵師として有名な狩野探幽の弟、永真安信(1614-85)の子孫の憲信(1692-1731)が永真の名を名乗っており、作風から判断して、憲信の弟子筋の画家が描いたものと考えられる。18 世紀後半頃の制作。

目次

巻頭エッセイ - わたしのつくってみたい博物館

島ミュージアムの夢 / 大城 将保

歴史の証人〈館蔵資料紹介〉

「四季農耕図屏風」 / 編集部

[特集 現代社会と歴史学] 食料不足 - 飢えはなぜ起こるのか -

  • 都市・飢餓・民衆 / 藤田 弘夫
  • 東北地方に飢餓が集中したのはなぜか / 菊池 勇夫
  • 食料不足の時代 - 二十世紀前半の米輸入 / 大豆生田 稔
  • Column[食料不足]飢えの誘因 / 西本 豊弘
  • かくれた植物利用〔資源〕 / 辻 誠一郎

歴博対談 (3)

歴史の発掘 - モノと文字の織りなす世界 / 都出 比呂志 / 石井 進

書評

国立歴史民俗博物館・歴博フォーラム
描かれた荘園の世界 / 下坂 守

展示批評 第4展示室

海浜の民「ナマグサケの展示」 / 野地 恒有

[歴史への招待状] 企画展「銅鐸の美 - 銅鐸の絵と子どもの絵 -」

象徴としての弥生青銅器 / 春成 秀爾

[連載]真の部屋 第3回 魏志倭人伝の考古学

-居処宮室樓観城柵厳設- / 佐原 真

歴博かわら版