第128号 2005年1月20日発行
- 特集:人・モノに出会う場-「フィールド」ワーク再考
- 連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
「和宮ゆかりの雛と人形」
表紙解説
中国・雲南省の棚田と人びとの暮らし
棚田は景観の美しさもさることながら、本来、 人びとの具体的な生活の場としてこそ価値をもつ。
1)中国・雲南省の棚田(写真上) (紅河州の村にて、2003年12月) 雲南省南部の棚田の風景。棚田からは米に加えてタウナギや蛙(かえる)、 野草などがもたらされ、人びとの食卓に彩りをそえる。 |
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2)人びとの暮らしのひとこま(写真下) 上:市(いち)で買いものをするヤオ族の女性。数日に一度、開かれる定期市は、 多彩な産物とともに祭りのようなにぎやかさにあふれている。 |
目次
[特集] 人・モノに出会う場-「フィールド」ワーク再考
出会いの場としての「フィールド」-その可能性 / 吉村 郊子
歴史の証人 写真による収蔵品紹介
[特集] 人・モノに出会う場-「フィールド」ワーク再考
- 歴史学のフィールドワークと「現在」 / 白水 智
- 史跡を活用した地域創造の実践 / 若狭 徹
- 現地・メディア・身体-皆月山王祭の「フィールドワーク」から / 川村 清志
- 一枚のビラからの構想力 / 安田 常雄
- [コラム] モノと過去/リアリティとアクチュアリティ
-ビルケナウ収容所跡の草原で- / 寺田 匡宏
- [コラム] 人が「語る」ということ / 吉村 郊子
歴史への招待状
「東アジア中世海道-海商・港・沈没船-」 / 小野 正敏
研究者紹介 〔その16〕
民俗学者にとってフィールドは仕事か? /安室 知
書評
藤尾慎一郎 著 『弥生変革期の考古学』 / 甲元 眞之
自著紹介
国立歴史民俗博物館 編 『中世寺院の姿とくらし 密教・禅僧・湯屋』
国立歴史民俗博物館資料図録3 『紀州徳川家伝来楽器コレクション』
教室から博物館へ
「モノ」との出会いから、「人」との出会いに / 楳澤 和夫