第120号 2003年9月20日発行

題字解説


表紙解説

年代測定データ/夜臼式土器(福岡市教育委員会蔵)/後漢書東夷列伝(本館蔵)

弥生時代の実年代はどのように提起されてきたのだろうか?遺物や遺構をもとにした考古学のタイムスケールに実年代を与えたものの一つは、中国からもたらされた鏡の製作年代や『漢書』『後漢書』『三国志』などの文献記載である。もう一つは、自然科学的な分析である。
ここでは、早くから実年代の拠りどころの一つであった文献資料と、新たに実年代を提起したAMS法による炭素年代測定のデータを対比させてみた。左下にあるのはAMS法による炭素年代測定の分析対象となった夜臼式(ゆうすしき)と同じタイプの土器である。

目次

巻頭エッセイ 9

[特集]胎動する歴史学 「実年代」 弥生時代よ どこへゆく
年代の探求 / 上野 祥史

歴史の証人 写真による収蔵品紹介

西洋銅版画写しの輸出漆器 -蒔絵プラーク・プラケット- / 日高 薫

[特集]胎動する歴史学 「実年代」 弥生時代よ どこへゆく

  • 弥生時代の開始年代 / 春成 秀爾
  • AMS-14C法と弥生開始期の暦年代 / 今村 峯雄
  • 年輪から弥生の年代をさぐる / 光谷 拓実
  • [コラム] 干支と実年代 / 仁藤 敦史
  • [コラム] 「民俗のやわらかい時間」 / 新谷 尚紀

歴博対談 第45回

環境研究の現状と課題 / 〔日高 敏隆×宮地 正人〕

歴史への招待状

特別企画 「歴史を探るサイエンス」 / 齋藤 努

研究者紹介 〔その9〕

民俗学の基盤構築のために / 関沢 まゆみ

自著紹介

広瀬和雄・小路田泰直 編 『古代王権の空間支配』

千田嘉博 著 筑摩プリマーブックス152 『戦国の城を歩く』

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

歴博かわら版