第108号 2001年9月20日発行

題字解説


表紙解説

東海道五十三駅画巻
第3展示室 江戸橋広小路復元模型(本館蔵)

東海道五十三駅画巻
画面は宇津ノ谷峠の西側と岡部宿である。この峠は『伊勢物語』などにより、東海道でもっとも知られた峠であった。峠路には峠を下る人と、話をしながら上っていく二人連れが描かれている。業平のことでも話しているのか、それとも道中安全を願って名物十団子でも買う相談をしているのであろうか。岡部宿は西に向う旅人で混雑している。彼らの前を身分の高そうな一行の行列が続くため、追いこすこともできずイライラしているようにも見える。
日本橋
本館第3展示室「都市の繁栄」のコーナーにある江戸橋広小路を中心とした1/60の復元模型にある日本橋。
江戸城の東に隣接した大名屋敷群のさらに東には、町人地が神田から新橋にかけほぼ南北方向に帯状に広がっていた。この町人地を南北に縦貫するメインストリートに架けられた橋。ここを起点として、京橋、新橋方面に延びる部分が東海道である。
橋のたもとには、防炎上の見地から空き地が造られている。また、人や物資が行き交う交通の要所でもあったことから、南側(写真では右の手前)には高札場が設置されていた。

目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

二万年前の森林跡と人類の活動の跡をそのまま展示した博物館 / 原河 英二

歴史の証人 写真による収蔵品紹介

「炮術伝書は時代の鏡」

[特集] 境界を越える歴史学 橋と峠

  • 橋 -この世・あの世への通路- / 佐野 賢治
  • 小栗街道・灰坂峠越から -いまひとすじの熊野道- / 服部 英雄
  • 勢多橋 / 高橋 美久二
  • [コラム] 峠 / 山本 光正
  • [コラム] 菅江真澄の描いた橋 / 磯沼 重治

歴博対談 第38回

博物館教育とこれからの博物館 / [染川 香澄+小島 道裕]

歴史への招待状

[企画展示] 「なにが分かるか、社寺境内図」 / 濱島 正士

書評

平川南 著 『墨書土器の研究』 / 清水 みき

自著紹介

新谷尚紀 著 『神々の原像-祭祀の小宇宙-』
小野正敏 編 『図解・日本の中世遺跡』

教室から博物館へ

「れきはく親子クイズ」 / 小島 道裕

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

歴博かわら版